連想ホラー小説遊戯 第1弾
始まりはいつも明るいものとは限らない 後編


ゆっくりご覧下さい。

甘美なる効果音「ピー ヒョロヒョロヒョロ」


S.キング的情景描写「そして、みんなで手をつなぎ、スキップして人骨が散らばっている野原を駆け抜けた。」
犠牲者A「これにて大団円〜♪」
キャリーの母「まだまだこんなもんじゃ終わらせないわよ!」
レクター博士「当たり前だ! 私は未だ誰も殺していないぞ! レザーフェイスの弟だってそうだ。犠牲者Aを殺すまでは、このゲームは止められないんだよ、クラリス。さあ、心したまえ、本当の喜劇、あらゆる悲劇はここから始まるのだから……。」
犠牲者A「私いきてるの?」
S.キング的情景描写「みんなの心の中は、レクター博士に対して疑心案擬の気持ちがフツフツとわいてきた。」
レザーフェイスの弟「さあね、どうだか」
キャリーの母「フフーン。」
犠牲者A「うそつきは泥棒のはじまりなのよ」
レクター博士「皆、そ、そんな目で私を見ないでくれ。私だって好きでやってるんじゃない。何者かに踊らされているだけなんだ。君らだってそうだろう?」
キャリーの母「本当は好きで好きでしょうがないんだよ。」
甘美なる効果音「チュパ チュパ」
犠牲者A「みんな大好きさ!」
レザーフェイスの弟「スキデモ キライデモ、ドーデモ イインダ。オレハ ダレカヲ キリキザミタインダァー。」
レクター博士「誰かを切り刻みたくなる・・・破壊衝動というのは自然な行動なのだよ。解るかね?」
キャリーの母「衝動?。。。ほほほっ!!衝動ですって?衝動は押さえてこそ美学なのよ。祈りなさい!!神にひざまずきなさいっ!!」
犠牲者A「ハハーッ!」
キャリーの母「あの時の衝撃はいまだに忘れる事ができないわ!あの男の息は酒のにおいがしてたのよ!」
S.キング的情景描写「彼女はおのれの身体を抱きしめ、いとおしむかのような仕種をしたが、その手にべっとりとはりついているまだぬくもりの残る血に視線が行ったとたんくすっと小さく笑ったのだ。」
キャリーの母「あいつは屑だったわ。。。。だから、、、心から懺悔をしなさいと言ったのよ。。。それでもあいつは逆らったから、。。。ほほほっ!!!もう、何もしゃべれないようにしてやったのよ!!!この手でね!!」
レザーフェイスの弟「ウソだ!」
犠牲者A「本当か嘘かは、ジャンケンで決めましょう。」
キャリーの母「あんたは 指がないから ジャンケンできないって 言ってたじゃないの!」
犠牲者A「ふふふ、人間は成長するのですよ。」
レザーフェイスの弟「トコロデ ジャンケンッテナニ? ソレ美味イノカ? ハヤク食オウゼーー!!!」
甘美なる効果音「かっきぃぃぃぃ〜〜〜〜〜ん!!!!!」
レクター博士「じゃんけんも知らないのかね?ふふふ。はさみと石と紙のどれかを手で表し、「じゃんけんぽい!」の掛け声で勝敗を決めるものだよ。」
レザーフェイスの弟「チェーンソウ ガ イイーー!!」
犠牲者A「「ぜってーヤダ」」
レザーフェイスの弟「貴様・・・・・・、まだ自分の立場が分かっていないようだな!」
犠牲者A「「わかんねーよ、頭とれてるもん。脳漿その辺に散ってるしぃぃぃ、後ですっといてねん。けけけ」」
キャリーの母「掃除よー!掃除しなさいよー!」
犠牲者A「なんでだよー。お前の娘に全部焼き払ってもらえば、いっぺんにキレイになるじゃん!」
キャリーの母「火災保険に入ってないのざます。」
レクター博士「チェンソーは切り刻むエレメントのシンボルとしてチョキと置き換わる。ではグーとパーはどうする?パーなレザー弟殿?」
レザーフェイスの弟「そりゃぁあ、きまってるだぁ〜な〜。。。ぱーはおでのあたま〜・・・・・ぐーはおめ〜のあたまだぁよ〜〜〜!!!!ひゃひゃひゃひゃっ!!!」
甘美なる効果音「きゅきぃぃぃ〜〜〜〜ん!!!!んがががが!!(チェーンソーの音入る)」
キャリーの母「もう、いいかげんにしなさい!ぱーはあんたの顔の皮で、ぐーはあんたのイチモツよ!」
レザーフェイスの弟「イチモツはもつなべにしちゃったよーーーん。みなさんなべがおいしい季節ですね。我が家ではモツ鍋は定番の一つです。」
犠牲者A「私はカニ鍋がよいですね。日本海産の松葉蟹などあらばもう幸福です。ところでカニって人肉の味に近いって聞きますけどほんとうですか?博士。」
レクター博士「どうカニ」
キャリーの母「じゃあ、みんなわざわざ高い金出してカニかべるより自分の肉そいでたべればいいのに。ね?」
レザーフェイスの弟「他人の肉なら食べてるぜーーー」
S.キング的情景描写「レザー弟はAの大臀筋をほおばりながらこたえた。」
甘美なる効果音「ニチャッ、ニチャッ、ズズ……ズズズ」
犠牲者A「お、お尻を 食べないでぇーー!」
レクター博士「そんなものどうでもいい!」
キャリーの母「お前にお尻なんてあったのかね!え〜いっ、うるさいから、バーベキューにでもして食べておしまいっ」
甘美なる効果音「ジュー ジュー 」
レザーフェイスの弟「なんか くさいぞォー!」
レクター博士「「それはもしやイカの臭いではないだろうね。」」
レザーフェイスの弟「そりゃイカン!!」
キャリーの母「いいえ。これは栗の花ね・・・」
レザーフェイスの弟「そりゃびっくり!!」
犠牲者A「ううむ。よく分からん。」
レザーフェイスの弟「今更何を言ってるんだい?とっくに何が何だか分かったもんじゃないじゃないか」
レクター博士「きみは本質を理解できたようだね。「なにがなんだかわからない」それこそがこの虚構世界の総体的本質なのだよ。あらゆる現実は虚構化されていく。教皇の死も巨峰の種も教頭の後頭部すらね。しかるのちこの参加者つまり不特定執筆者の方々も虚構の一部としてとりこまれるのかもしれぬ。」
レザーフェイスの弟「凶行キョーーーコーーーコイズミ」
S.キング的情景描写「レザーフェイスの弟の知能がここで1上がった。」
甘美なる効果音「チャーチャラ チャーチャラ チャー♪」
キャリーの母「ところで、キョウコといえば……、キョウコとパリンヤーが闘うコトに何か意味があったのかしら? アレはどう見たって無意味な、ただの客寄せよね。それでもお客さんは入らなかったらしいけど……。あ〜ら御免なさい、こんな話題なんてこの虚構に参加しているほとんどの人は知らないわよねぇ。」
S.キング的情景描写「「キョウコ」・・それぞれの脳裏に浮かんだキョウコはまったく違ったものであった。レザー弟は先日新宿でナンパした後食ってしまったコギャル、レクターは30年前文通していた和風の美人OL(彼女の事を女神と呼んでいた苦い経験と共に)、犠牲者Aはしっかり聞き違えて恐慌?経済、弱いんだよなぁと腰が引けていた」
レクター博士「う〜、あの時の「キョウコ」の写真を見たが、非常に食欲をそそるキレイな指をしていたよ。」
S.キング的情景描写「博士の目は虚空を見上げていた。その表情はフィンガーチョコレートの金色に包まれし最後の1本をいとおしくほおばろうとする小学生を彷彿させる。ノスタルジックな空気があたりを包み込み、「木枯らしに抱かれて」の旋律が聞こえてくる。ああ秋も終わるなあ。」
レクター博士「私はやはり肝臓が1番食欲をそそられるのだが、あのときは違った。ああ白魚の踊り食い。20匹の優美なる魚影を我が食堂から胃腸へと躍らせたい。」
S.キング的情景描写「ひらひらと舞い散るは彩度極まりし黄金色のイチョウの葉。道に散らばるはギンナンの実。やはり大便の香り。」
レザーフェイスの弟「足の指の踊り食いは臭いからやめといたほうがいいよ。水虫とかあるかもしれないしね。」
犠牲者A「踊り食いなら、やっぱりゴキブリですよ。この薄汚い見た目、視覚で食欲をそそっている。頬張るとモゾモゾと動いて舌を楽しませ、噛むとプチプチと弾けるこの食感! 今まで食べていた虫が嘘の様だ。ゴキブリとはこんなに美味いものだったのかね、山岡君!」
キャリーの母「そういえば、昔、TV○ッキーって番組で、ごきぶり食べて、お腹の中に産卵されちゃって、その食べた人は死んじゃったって、本当だかうそだかよくわからない噂があったわね。ゴキブリのメスは食べないようにしなきゃね。」
S.キング的情景描写「その場にいた誰もが、そのとき彼女の目が光るのを見た。確かに見た。」
レザーフェイスの弟「マサカ。サッキノハンバーグノナカニ!」
キャリーの母「ふふ(^^)」
レクター博士「君の奥歯に挟まった黒いものは何だね。レザー君」
レザーフェイスの弟「む。ぐりぐり。シーシー。かっ。ぺっ。ごごごキブリだぁ。」
キャリーの母「西新宿産の茶羽。メス。3年物ざます。」
犠牲者A「コクのある深い味わい。たおやかな苦みとさくさくした羽の触感。裏通りの空気を存分に吸い質のよい生ゴミのみを食した逸品。まさに究極のメニューに入れるにふさわしくありませんか?山岡さん。」
S.キング的情景描写「いつまでも一人で美味しんぼ遊びをつづけるAの腹部がざわざわとうごめき出した。まるで無数の虫が湧いたかのように。」
犠牲者A「う。」
S.キング的情景描写「うずくまるA」
犠牲者A「うう。」
S.キング的情景描写「立ち上がるA」
犠牲者A「ううう。」
S.キング的情景描写「空を飛ぶA」
犠牲者A「うううう」
S.キング的情景描写「そして、犠牲者Aは空をまともには飛べず、やはり、これは何かの悪夢だと涙が止まらずにいた。」
レクター博士「そういえば、「アメリカンヒーロー」というテレビ映画の主役もそのような飛び方をしていた。かれも「中」の文字と赤いスーツであった。ダバライド君。」
甘美なる効果音「むちゅっ」
犠牲者A「だから、私はダラハイドであって、決してダバライドなどというワケのワカラん名前ではないのだ! いい加減に覚えてくれないか、ネクター博士!!」
レザーフェイスの弟「だぁ〜。。なばえなんかどうでもいいだぁ。おでなんかなまえもないじ〜(T_T)」
レクター博士「君には立派な「レザーフェイスの弟」という名前があるじゃないか」
レザーフェイスの弟「だってさー。レザーフェイスって本当は末っ子なんだぜー。じゃ、俺って誰?」
キャリーの母「管理人が悪いのよっ!よくよく調べもしないでなんとなく弟はヒッチハイカーだと思い込んでいるんだから。本当は4人兄弟で末っ子がレザーフェイス。その上に双子なのーっ。」
犠牲者A「僕は人造人間説を取るな。」
レザーフェイスの弟「俺は奇怪ダーか。それとも腐乱拳か。それともセルなのか。ああー悲哀の人造人間、今日を生きる。」
S.キング的情景描写「皆が耳を澄ますと、レザーフェイスの弟の体から、微かにモーター音が聞こえていた。」
甘美なる効果音「き〜き〜き〜」
キャリーの母「・・・・・db好きが一人・・・におい。dbのにおいがするわ!くんくん!どうしてもこないだから気になって仕方ないざます。白状おし。」
レザーフェイスの弟「ケケケケケ、ヒトリトオモッタラ、オーーーマチガイ!aa僕ノはグるマが回ってイク、孫ヲタおシ破壊だート多多貝、あれハグル魔がkuruってゐ句ヨウ。」
レクター博士「君達、ちょっと待ちたまえ、こういう展開になってくると理知的な私には出番が無くなってくるじゃあ〜りませんか。……イ、いかん、つい古いナツギャグを! ああ、私の歯車も狂っていくゥ〜!!」
甘美なる効果音「クルクルクル パッパッパッパ!」
キャリーの母「出来損ないの子羊たちよ〜!!神を崇めよ!!。。。。子羊が一匹、子羊が二匹、、子羊が。。。三匹。。。子羊。。。。ぐぅ」
レクター博士「ふふふ、とうとう寝たね。私が混乱したと思い込ませて、彼女の混乱を誘う・・・・・。なんて天才なんだろうか・・・・。私は私の脳みそが他の人と同じだとは思えないんだけどね。どうかね。クラリスくん?」
犠牲者A「ずっと前から気になってたんだけど、クラリスって誰?」
S.キング的情景描写「根暗なリスがマッキントッシュ用の総合ソフトを持ってカリオストロの城壁を這い回る姿があった。眠る母の耳に噛り付こうとするが、レザーに捕まり食われたのだった。」
キャリーの母「クラリスゆーたらやねぇ、知性を持った海がある惑星でやねエ、思たモンが何でも出てくんねやがな。あっ、それはソラリスやったわ。うわっちゃ〜、こりゃ、どーもしっつれい致しました〜〜〜。」
犠牲者A「ところでさあ、あなた方はもうじきお役ご免でしょ?僕も二度と殺されなくて済むなあ」
レクター博士「2度も3度も殺されるというのはやはり、気分はあまり良くないものかね?ダバライチョ君」
S.キング的情景描写「クラリス。そう言えばロリ系作家にこぞって描かれた裏本コレクションのダンボールはどこにしまっただろう。レザー弟は遠い目をして思った。」
犠牲者A「だ〜からよー、俺の名前はダラハイドだって言ってるだろー! ダバライチョって誰だよー!? いい加減にしろよ、ラピュター博士!!」
キャリーの母「名前なんてどうだっていいじゃない。あんたはもうすでに何度も命を落としてるんだから。」
S.キング的情景描写「彼が幾度も命を落としていると言う事実を知る者は少ない。僅か三つの発言しか見ることのできない人々にとって、彼女の言葉は衝撃的だった。」
レクター博士「そうじゃ!そうじゃ!それに、わしゃラピュターじゃのうてレクターじゃ。もう一回落ちてみっか。」
S.キング的情景描写「三浦知良が宇宙服を着て現れた。そしてラピュターにさよならを告げた。その横には若かりしマークパンサーが大根を持って振っていたのだ。」
キャリーの母「ところで私は今寝ているの?起きているの?リクルーター博士。」
レクター博士「もう冗談はほどほどにしておくれ。」
犠牲者A「元はと言えば、お前が人の名前を覚えないからいけないんだ! ねえ、そうですよね、キュウリの母?」
S.キング的情景描写「自転車Aは真剣な面持ちで問い掛けた。」
レクター博士「いいかげんにみんなは名前を統一すべきだと思う。それと、S・キング的情景描写くん。君は大切な語りべとしてここにいるのではないのかね?」
キャリーの母「あら、精神を病んだ人なんて言われちゃったわ。ひょっとしてその中には私も入ってるのよねぇ、やっぱり……。でも、その言い方じゃあ、まるで自分だけはまともだって言いたいように聞こえるじゃない、それは大きな間違いよねぇ。まったく失礼しちゃうわ!!」
レクター博士「この世界において最も信用できない人物、或いは愚かで不誠実な人物とは己の狂気に気づかない者なのだよ。そして他者を侮蔑することに快楽を感じることすら正当化する心なのだ。」
レザーフェイスの弟「ココロナノカ。」
甘美なる効果音「ぎしっ」
S.キング的情景描写「熱くそう語るレクター博士であったが、自分が正しくその通りの人物であることに、本人が一番気づいていなかった。」
犠牲者A「ねねっ。さっきからしばらく血が流れてないよ。血が。もっと血を流そうよー。ドバーーーーってさ。もう僕自分で切っちゃおうかな。レザーさん、ナイフ貸してよ。」
キャリーの母「やはりマゾだったのね。あなた。」
レザーフェイスの弟「そしておいらはサドなのシャーッ!!!」
甘美なる効果音「ざくっざくっざくっ」
レクター博士「おお・・・たまらない・・・」
S.キング的情景描写「博士の眼には糸筋の涙が垂れ流し状態・・・そんなわけで父さん 僕は東京を卒業します・・・」
レザーフェイスの弟「純・・・」
キャリーの母「お兄ちゃん・・・あたし・・・・・・」
犠牲者A「・・・・・蛍は黙ってろ」
S.キング的情景描写「犠牲者Aは、主導権が次第に自分に移っていくことに快感を覚えていた。」
キャリーの母「あの壮大な景色を思い出すわ。」
S.キング的情景描写「ラベンダーと血液の混ざり合った香りがただよう。平野には眼底に紫の花を刺した生首が地平線の彼方まで続いているのだ。」
キャリーの母「そう、始まりはいつも静かなものとは限らないのよ。」
S.キング的情景描写「窓際に立ち遠い目をしているキャリー母、ゆっくりとフェードアウト。汚物と血にまみれたそれぞれの顔をカメラがナメてゆく。画面暗転。」
甘美なる効果音「と、そこへ来光が。。。「ぴかぴか、どっか〜ん」」
レクター博士「ほほう・・・」
S.キング的情景描写「雷鳴が轟いたその瞬間、キャリーの母に何かが舞い降りた」
キャリーの母「豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚ブタブタブタ・・・・・・」
レザーフェイスの弟「ハンバーグにされた豚の霊・・・?・・・いや、違う!これは・・・ディオの亡霊か?・・・少し間違っているが・・・」
キャリーの母「我が名はサンダーブータン。我を崇めよ!鹿児島産の黒豚を食せよ!原付はディオを選べよ!!」
甘美なる効果音「ドドドドドッドーーーーブーーヒーーー」
S.キング的情景描写「地平線の彼方から黒い塊が黒煙と血しぶきを上げて迫りくる!幾万頭いや幾億頭いるのか、邪悪なる黒豚。生首を蹴散らしながら4人のもとへ迫りつつあった!」
犠牲者A「We rock! さあ、ロックするんだ、聖なるダイバーよ! お前こそが汚れ無きたった一人の生存者なのだから! 終末の時、我々はその列の最後に加わるだろう!」
キャリーの母「黙示よ〜〜〜!!!黙示の世界なんだわ〜〜!!ああ!!神の国が見える〜〜!!」
レクター博士「天にまします我らの神よ 今目前に迫り来る大審判!!裁きの雷をくだしたまえ!!」
甘美なる効果音「ゴーーーン」
レザーフェイスの弟「裁きの雷だと?裁くのは神じゃない、この僕だ!貴様らの如き罪人を神などにさばかせてなるものか!」
犠牲者A「ちょっとそこの紙取って」
S.キング的情景描写「豚は迫りくる!迫りくる!セマリクル!!雷鳴はトドロク!しかしAは大便中。」
犠牲者A「なぁんか、最近キレが悪いんだよなぁ……。スポーンっとぶっとい一本グソってゆーのが理想なんだけどなぁ。」
甘美なる効果音「のちゃのちゃぁ」
S.キング的情景描写「豚たちの臭気が血しぶきと混ざり合い暗黒の荒野に満ち溢れる。しゃがみこむAを中心とした円形が徐々に浮かび上がる。直径1キロはあろうか。赤黒き円形。その軌跡は徐々に幾何的に変貌する。雷光に呼応するが如きに!」
レクター博士「祈り続けるのが身の為だろう。3リットルの鮮血浣腸にあなたの直腸が耐えきれるとは思えない。他人の血と混じった糞便はあなたの腹の中に染みてゆくだろう。」
S.キング的情景描写「と、私はここで書き進めてきた筆を止めた。え〜い、ダメだ。これでは全米でベストセラーにする事は出来ないだろう。いや、クーンツやマキャモンの新作にすら敵わないかもしれない……。もっと、読む者が恐怖に打ち震えるようなホラーにしなくては!」
キャリーの母「う〜、うるさい!!!!!S・キング的情景描写!!!!」
犠牲者A「ううう、寒いよう。皆が僕のお肉を食べたから。」
S.キング的情景描写「そうだ、名前を変えてソノラマ文庫から出版しよう!リチャードパックマンはどうだ。どうだ。どうだ。‥‥寒い。」
レザーフェイスの弟「豚豚豚豚ーーー豚。ころすころすころすミンチミンチ!」
甘美なる効果音「ブォ〜ン!キュルキュルキュル」
キャリーの母「あらヤダ。そう言えばハンバーグはどうなったのかしら。せっかく新鮮な豚のミンチが手に入ったんだから作り直そうかしらね、みなさん。そうと決まれば、レザー君はとっとと豚を挽き潰して! 博士は玉葱を切り刻んで頂戴!」
レクター博士「イエッサーーーッ!!ボスッ!!」
S.キング的情景描写「博士は興奮気味で焦りながらもエプロンを装着した」
犠牲者A「先生 今日はいったいどんなお料理を作るんですか?」
レクター博士「そうですね 今日は一風変わった『豚の生脳髄 メキシカン風』ですね。」
S.キング的情景描写「軽快なBGMの流れる中レザーフェイスの弟は涎を垂れ流しながら豚の頭をたたき割っている」
キャリーの母「スパイスはチリパウダーにオレガノ、クミンシード、オールスパイス、ってなとこかしら?」
S.キング的情景描写「すでに5千頭は殺したであろうか。解体された豚の山は堆く黒い影を形作り、夕日を遮っていた。その頂上で熱心に料理をする4人である。」
犠牲者A「この豚を食いきるのに、何年かかるだろう?」
S.キング的情景描写「ため息混じりのAが博士に聞いた。」
レクター博士「その前に料理するのに3年はかかるだろうね。私の計算ではね。」
キャリーの母「あんたの計算なんて、当てになんないわ!大体、人間なんて信用するほうが馬鹿なのよ!あんた達、みんなまとめて食っちゃうわよ!!」
S.キング的情景描写「そのとき、轟音とともにUFOが飛来し、中から豚にそっくりの外見を持った宇宙人がレーザーガンを乱射しながら攻め込んで来た!」
レザーフェイスの弟「アラヨット!」
S.キング的情景描写「レザー弟は黒豚の死体を盾にレーザーを防いだ。一瞬にして焼け爛れる黒豚。すばやくタレを塗るはキャリーの母。一瞬にして香ばしき焼き豚の完成である。Aと博士もそれにつづく。見よ!死地を乗り越えた4人の見事なる連携よ!ものの数分で、1万頭の生豚が焼き豚に!ああ、ラーメン10憶食分。」
レクター博士「一杯400円といったところですかね?」
犠牲者A「ええ、そんなモンで充分でしょう。この調子じゃあ、近いうちにラーメン御殿が建ちますよ! こりゃ笑いが止まりませんなぁ。あーッはっはっはっは……!」
レザーフェイスの弟「本当にお前は何も分かっていない・・・。自分が犠牲者だと言うことをわすれているのではないのかね?良かったら、私が思い出させてあげよう。」
犠牲者A「ヒイイイイイィィィッッッッッ 思ひ出 ぽろぽろうううぅぅっ!!!!!」
レクター博士「とりあえず今は紅の豚だよ 先程から私の腹の虫共が騒いでしょうがない」
甘美なる効果音「ぎゅるるるるるるぐぐぐううううぅぅぅぅ〜〜〜〜」
キャリーの母「そうよ 最近人肉ばかりで豚なんか久方ぶりだわよ」
レザーフェイスの弟「そういえばば おお おいらももだっ」
レクター博士「もも肉が喰いたいのかね?」
甘美なる効果音「ぴちょぴちょ、、。」
S.キング的情景描写「200万頭の焼き豚の400万本のもも肉。その全てをレザーの腹に詰め込んでいく3人。何故かすべては腹に収まった。少しも膨れてはいなかった。」
犠牲者A「ひょっとして……」
S.キング的情景描写「犠牲者Aは嫌な予感を感じて空を見上げた。Aの頭をよぎったものは、先日、断筆からの復帰を宣言した某作家の作品だった。」
レザーフェイスの弟「・・・君の考えていることは手に取るように分かるよ、犠牲者A君。しかし君がそれを口に出すことは許されない。その瞬間にこの虚構の世界における君の存在価値体系はあとかたもなく崩れ去るだろうから。しかしそれが分かっていて敢えて言うというのなら、それなら君の好きにするがいいさ。 」
レクター博士「チョーハドコニイッタ!チョーフシギッテカンジー!」
キャリーの母「あんたたち!いつのまに入れ替わったのさっ!」
犠牲者A「あの〜、私はここに書き込みくるのは、久々なんですが、私はまだ死んでなかったんですか?」
レザーフェイスの弟「だ〜からそうゆー事言って話しの流れを切るんじゃないよ! 今、オレが野村佑香役、博士が浅野温子役で「チェンジ!」ごっこを始めた所なんだから!!」
S.キング的情景描写「豚豚豚!豚の宇宙人はずっと周りを取り囲んで待っていた。その数推定2万。空を黒く染めるはバッタの群れにあらず。すべて彼らの豚足型UFOである。4人の会話をじっと聞いている。黙って聞いている。」
甘美なる効果音「ぶひぶひぶひひひひゃひゅふぃひいぅ ぶひひひいぃぃーーーん!!」
犠牲者A「黙って聞いているって言ったくせに……。」
キャリーの母「だから言ったでしょう?他人の言うことを信用するほど愚かなことはないわ!あんたたちいっつもそうよ!あたしの言うことなんかまるで聞いちゃいないんだから!」
レクター博士「まあまあ。落ち着いてくださいよぉ。」
レザーフェイスの弟「アンタ達、情けなくないかい?」
キャリーの母「ヤッホー。やったろうじゃないか。」
S.キング的情景描写「そのとき、そこにいた誰が秩序という言葉の意味を理解していただろう。ともすれば、初めから存在しなかったとも思われる、秩序という虚無を。」
甘美なる効果音「しかし秩序は存在するのである・・・・S.キングが秩序と発した時点で・・・・」
レザーフェイスの弟「うひひ〜。うががが〜。」
犠牲者A「そろそろ私の真の姿を見せる時が来たようだな」
レザーフェイスの弟「え?お前は一体誰なんだ?」
S.キング的情景描写「もはや彼が何者かなどということはどうでもいい。この永遠とも思える虚無がはいったいいつになったら終わるのか、それこそが唯一最大の問題である。」
レクター博士「いやぁ、それは管理人のまきちゃん次第なんじゃないか?」
S.キング的情景描写「そのときついに‥‥‥」


完結編は複数あります。

4人の文才あふれる方に第1弾のエンディングを御執筆いただきました。
狂気太郎さん、羅さん、なおちゃん、oribyさんです。
とても素晴らしい完結編となっております。
私の駄文も含めて1月1日に公開いたしました。
下の番号をから選んでくださいませ。




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