連想ホラー小説遊戯「流血学園1999」第4章


魔性の情景描写「街は黄緑色に染まっていた。」
妖異なる効果音「ガシャン」
魔性の情景描写「破壊の音が聞こえる。」
エキストラ「(街の人)やめろ!」
ゾンビ主婦「今晩のおかずは、あなたの刺し身。くくっ」
魔性の情景描写「街は生きる死者の生前より増した食欲が支配していた」
ゾンビ主婦「ウガァァァァァッ!!」
我大 剛「・・・・畜生・・・。」
魔性の情景描写「我大は変わり果てた街を見つめ、押し殺した声で呟いた。当たり前の街、当たり前の人々、それが失われたとき、我大は自分がこれまで過ごした日々が、場所が、人々がどれほど大事なものであったかを思い知らされていた。感傷・・・そうであったろう。半ば魔と成り果てたというのに。我大の唇が自嘲に歪んだ。」
エキストラ「た、助けてくれ。」
魔性の情景描写「助ける?誰が、誰を?俺は誰も助けることは出来ない。そう自問自答しつつ、我大は助けを求めてきた男へ迫るゾンビへ腕を伸ばす。顔を鷲掴みにし、近くの壁へ叩きつけ、二度と動かぬ血肉の染みにする。」
エキストラ「あ・・ありが・とう・・生きてる人間にやっと会えたよ。いったいどうなって・・」
魔性の情景描写「喜びも束の間、エキストラはセリフを言い切ることもできずにその生涯を終えた。彼の背中には一本の華奢な槍が突き立てられていたのだ。」
仁総 京介「ちっ、死んだか。 これだから人間はいやなんだ。自分一人では何もせず、ただひたすら誰か頼る。だから、奴も、んっ!」
エキストラ「ゥォォォォォォォォッ!」
魔性の情景描写「何かが東の方から走ってくる・・」
妖異なる効果音「ドドドドドッ!」
魔性の情景描写「それは土煙をあげながら一直線に向かってくる」
我大 剛「な・・・なんだありゃあ!?」
エキストラ「水島上等兵! マリアナ海峡はあっちですぞ。」
我大 剛「あああん」
魔性の情景描写「なんと、むこうにはゾンビが・・」
校長 陸田「くくく・・・待たせたな・・・仁総・・・!!」
我大 剛「り、陸田・・・。」
校長 陸田「ふふふ・・・、どうですか?この世界は?おや、彼らが来たようですね。どうやら私が手を下す間でもないようですな・・・。それでは高みの見物とさせて頂きましょうか。」
ゾンビ主婦「あべぁぁー・・ うまそーな肉ですッこと・・ レロレロレロレロ」
妖異なる効果音「ズバッ」
魔性の情景描写「その時、なにものかが刀をふりかざしてだれかを斬りつけた!」
妖異なる効果音「ドパーー!」
魔性の情景描写「肉切り包丁の先端からは鮮血がぽたりぽたりと滴っている・・・。ゾンビ主婦はエキストラの片腕を途中まで切り裂くと・・・苦痛に歪む表情を楽しみながら更に一本、一本と親指から順に指を切り落としていった・・・。」
ゾンビ主婦「今夜のオカズはハンバーグざます・・・。どれどれちょっと味見をするざます・・・。ちょっと硬いわね・・・♪骨の芯まで砕きましょ・・・。」
我大 剛「・・・いい加減にしろよ、ドブス・・・・」
魔性の情景描写「我大はゾンビ主婦の包丁を持つ手首を掴み、簡単にねじ切り、放り投げた。血は、流れない。ただ嫌な色と臭いのどろりとした液体が滴るだけだった。」
妖異なる効果音「ニチャニチャ・・・。」
魔性の情景描写「ゾンビの群れはその放り投げられた腕の残骸に群がりあっというまにそれを平らげた・・・。」
妖異なる効果音「もっと新鮮な肉がいいなあ・・・。生き血の滴る肉が・・・。」
魔性の情景描写「ゾンビの群れは口々に勝手なことをつぶやきあうと我大の周りを取り囲んだ・・・。」
我大 剛「・・・・・・雑魚は、どけ・・・・・。」
校長 陸田「(遠くからの声)うふ。見せてもらいましょうか。覚醒したその力」
魔性の情景描写「ゾンビの群が一斉に我大へ襲いかか・・・ろうとした。だが、その動きは不意に止まった。腐り果てた脳に「感情」があろうはずがない。だが、それらは確かに感じていた。「恐怖」を。猛烈な食欲のみに支配されているはずの体をも竦ませる「恐怖」を。」
妖異なる効果音「ヒュン・・・・・」
偽間堂 真子「くそう。ダークブラックめ。こんなところにまで、魔の手が・・・。」
魔性の情景描写「我大の手刀がゾンビの群を薙ぎ払う。その動きは、何気ない一撃のようであった。だが、ゾンビの群は次の瞬間、まるで強烈な力を叩きつけられたかのように、その場で細かい肉片と化した。腐肉のかけらの中心に、我大は何故か虚ろな目で立っていた。」
我大 剛「陸田・・ 見物ばかりするのはやめて 出てきたらどうだ・・・・・・」
ゾンビ主婦「キィイイイイいいいいいい・・・この化け物め・・これでも食らうざます・・・。」
魔性の情景描写「ゾンビ主婦は手首をもぎ取られた傷口を絞り上げ、異様な匂いのする体液を我大の顔面目掛けて放った・・・。」
我大 剛「貴様に言われたくねぇよ・・・。」
校長 陸田「フハハハハ!いいぞ!もっとやれ・・・ん?」
魔性の情景描写「知性を失い、飢えたゾンビたちは陸田の周りにも集まろうとしていた」
妖異なる効果音「うけけけけけ・・・く、苦しい・いくら食べても満たされ・・な・・・い・・。・・ミ・・・ド・・・リ・・・緑の液体・・・・もっと・・・・、もっと・・・欲しい・・よお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
魔性の情景描写「ゾンビどもの群れは崩れるようにして陸田の足もとにしがみついた。陸田は鬼気迫る亡者どもを振り払おうとゾンビの手を踏み潰し続けたが・・・飢餓をしのぐために体液を求める手はいくつもいくつも後から伸びてくる・・・。」
偽間堂 真子「校長、ここはお任せ下さい。」
校長 陸田「ひぃっ!早くしてくれ!間堂!」
魔性の情景描写「偽 真子は緑の液体の濃縮液の入ったガラスの小瓶を取り出し(校長の体液に比べ濃縮度 当社比99倍)、それを放り投げた。小瓶は我大の足元でガシャンと音を立てて割れると何とも言いようの無い臭気を辺りにまき散らかした・・・。ゾンビどもの目つきが明らかに変わった・・・。これまでどんよりと曇っていた瞳は、爛々と金色に輝き出した。我大は寄ってくるゾンビに一撃食らわせようとするのだが奴等はそれをことごとくかわし、我大に食いつこうとする・・・。」
我大 剛「くそっ! 来るんじゃねぇよテメェら!」
校長 陸田「のほほほほ。僕の匂ひはよひ匂ひ」
我大 剛「なに、寝言抜かしてやがる!!じじい!!」
校長 陸田「フハハハハ!くいつくんだ!」
我大 剛「いい加減に・・・しやがれ・・・・ムカツクぜぇ!!」
魔性の情景描写「怒りと嫌悪と憎悪が入り交じる声で、我大が吼えた。その瞬間、食欲のみに支配されていたゾンビたちの動きが止まり・・・ガクガクと震え・・・その身体は小気味よいくらいの音を立てて破裂していった。残るのは腐臭漂うどろりとした液体の水たまり。」
我大 剛「くせっ!くせえよコレ」
校長 陸田「ハッハハッ、この匂いがいいんですよ。ほーら見たまえ」
魔性の情景描写「ゾンビ水から黄色い臭気が沸き上がる。それは我大を包囲するようにクルクルと渦を作った。」
校長 陸田「1人で戦おうとは愚かな・・・」
我大 剛「逃げたか?」
魔性の情景描写「話は続く・・・」
妖異なる効果音「じりっじりっ・・・」
魔性の情景描写「我大とゾンビの群れの緊張は徐々に高まっていった。」
ゾンビ主婦「けけけけけけ・・・・獣に魂を売り渡した醜きものよ・・・・大地に血の大輪を咲かすが良い!!」
我大 剛「(冷ややかに)醜いのはお前らだろ・・・。」
魔性の情景描写「問答無用!!!」
妖異なる効果音「ゾンビの群れはターボの呪いを打ち払うかのごとく一斉に我大に飛び掛かった。」
ゾンビ主婦「わたしも交ぜて!」
校長 陸田「ううう・・・」
魔性の情景描写「何か言おうとしているが聞こえない」
我大 剛「どうやら大変なことになりそうだぜい!」
妖異なる効果音「ぐきぃゃやあああああああああああああ!!!」
校長 陸田「ohohohoo」
エキストラ「さっさと殺れー!殺せ−!」
魔性の情景描写「なぜか野次馬がいる・・・」
校長 陸田「そいつらをたおすには・・・グサッ!ゴフッ!」
妖異なる効果音「ヒーヒーフーフー!」
ゾンビ主婦「今夜のお肉は特売ね」
魔性の情景描写「噛み付こうとした一匹のゾンビが陸田に気道を切り裂かれ倒れ込んだ・・・。しかしそれをも上回るショッキングな出来事がすぐに起こった・・・。我大を食い殺そうとした一般ゾンビの群れの動きが静止画像のように停止したのである・・・。しかし、それもつかの間の事であり彼らは鳴咽を繰り返し、もがき苦しむとばたばたと倒れ始めた・・・。」
仁総 京介「ふふふ、・・・校長殿・・・映画のようなわけには行かないのですよ・・・。一般ゾンビの群れが倒れ始めるのは時間の問題だった・・貴方もご存知のはずですよね?もっともそこにおられるように一般人にも例外的な存在がいるようですが・・・。」
ゾンビ主婦「キィイイイイーーーー!それはどうゆう事ざますか?私が意地汚いとでもおっしゃりたいのざますね。・・・むしろ私こそ神に選ばれた存在ざます。それを薄汚い口で罵るとは耐えられないざますわ!!」
校長 陸田「ククク・・・仁総・・・君の言う通りだよ・・・。選ばれた強者だけが生き残るのは自然の摂理から言っても当然のことなのだよ・・・。この地上には人間が多すぎるのだよ・・・最早、地球の能力では賄いきれないくらいにね・・・。このままの調子で人口が増加すれば全ての資源はいずれ枯渇してしまう・・・。最後の審判を私自らの手で行う・・・やがて私は神として歴史に刻まれるであろう・・・。ククク愉快だとは思わないかね!!」
偽間堂 真子「素晴らしいお考えです校長!まるでなんかのアニメの台詞みたいです!」
仁総 京介「フッ・・ まあそれも一興かもしれんな。だが、陸田、お前はしょせん神の器ではないよ・・」
魔性の情景描写「京介もまた不敵に冷笑する」
我大 剛「何言ってるかわかんねえよ」
仁総 京介「ふふ・・・わからずとも支障はなかろう。」
我大 剛「とりあえず、ぶっ飛ばしとくか?」
魔性の情景描写「言うが早いか、我大の拳が陸田の顔面むけて突き出された・」
校長 陸田「いったぁい。もう。」
魔性の情景描写「陸田は血と一緒に、ピーナツ色の折れた歯を吐き出した。」
妖異なる効果音「ぎゅきいいいぃいぃいるう〜〜〜〜〜〜っっっっポン!」
魔性の情景描写「なんと折れた歯が不気味な声で泣いているではないか!」
妖異なる効果音「何について無罪を主張しているのだ?君は」
仁総 京介「うわぁぁぁっ!気持ち悪!死ね死ね死ね死ねぇぇっ!」
エキストラ「え・・・・・そ、そんな。何でそんな事言うのん?」
仁総 京介「うるさいよ。・・・君」
魔性の情景描写「エキストラは、時給120円のこの仕事をおろされた。」
妖異なる効果音「BOSBOSBOSBOSBOSBOSBOS!」
我大 剛「わりゃー!」
魔性の情景描写「我大は容赦なく陸田を殴る、殴る、殴り続け・・・?!」
妖異なる効果音「もっと、もっと〜〜〜〜ん!!!」
仁総 京介「効いていないのか!?」
我大 剛「気色悪い声出すなーー!!」
魔性の情景描写「陸田の分厚い中年性皮下脂肪によって、我大の殴打はその現実離れした殺傷力を無効化されていたのである。」
ゾンビ主婦「なんで、あたくしを無視するざますか!キィ―――ッ!」
魔性の情景描写「死亡の量では主婦のそれはまったく負けていなかった」
ゾンビ主婦「キー!!」
我大 剛「じゃかしぃわ!!ひっこんでろ!」
魔性の情景描写「ゾンビ主婦のヒステリックな奇声は、陸田に効果的なダメージを加えられないという現実に、ただでさえ苛立っていた我大の怒りを増幅させた。その怒りの矛先はとりあえずゾンビ主婦に向けられ、圧倒的な力の前にゾンビ主婦は抵抗する間もなく、この世から消されてしまった…。」
ゾンビ主婦「このあたくしが――――っ! ヒ―――――・・・・・」
魔性の情景描写「ゾンビ主婦の断末魔の叫びに呼応するかのように、町中のゾンビが一斉に天を仰ぎ、甲高い声で叫び出した。」
妖異なる効果音「ヒィーーーーーー!!」
我大 剛「ぐっ、ぐわあぁぁ・・・っ!な、なんて声だ!あ、頭が割れそうだ・・・っ!」
魔性の情景描写「ショ○カーの戦闘員よろしく沸き起こる雄たけび。それらは複雑に共鳴し合い、ある旋律を生み出していた。」
偽間堂 真子「この旋律(メロディー)は、まさか、"あの"曲なの??」
魔性の情景描写「そう、それはJフォンの「二人はウィズJ」のテーマだった・・」
妖異なる効果音「待ってよ。情景描写君。僕、その歌しらないよ〜」
魔性の情景描写「それはさて置き。奇怪な音の暴力は確実に我大を苦しめいく。この音は耳を塞ごうとも、我大の脳に直接響いているのである。」
我大 剛「がああああっ! いいかげんにしやがれぇぇぇっ!!!!」
魔性の情景描写「我大の叫び声が響くと同時にゾンビ達の叫び声はぴたりと止んだ。」
我大 剛「っ・・・・・・・ なんだ・・・?」
魔性の情景描写「ゾンビが、一斉に移動を始めた。何もいわない、あまりに静かな、大移動だった」
校長 陸田「むう・・・あの小娘・・・いけませんねえ これわ」
ホッチキス女「!!いけない!!あの子・・久美とかいったわね。危ないわ。ついてきなさい!」
我大 剛「く、久美だって・・・?」
魔性の情景描写「我大は疑いのまなざしをホッチキス女に向けた・・・。」
ホッチキス女「そう…。もしあの子の魂が陸田の手に堕ちていたら、間違いなく人造人間にされて弄ばれているはずよ。」
我大 剛「ちょっとまてよ! どういうことだ? 久美はたしかに死んだはずだろ、、、まさか、陸田のやつに!!」
偽間堂 真子「フフフフ」
ホッチキス女「しかたないわねえ。あんまやりたくないんだけどお」
魔性の情景描写「そう言うと、ホッチキス女は、耳のピアスに手をやった。(よく見るとそれはホッチキスの針である)5つあるそれのうち、一番下の針をぶちぶちと引き千切る。すると・・・」
ホッチキス女「ふううううううううううううう」
魔性の情景描写「手に工業用のピストルタイプホッチキスを持っている」
ホッチキス女「ホッチキス女あ!ぱうわああああーあーーーーっぷ!!」
偽間堂 真子「うっ、負けてられないわ」
魔性の情景描写「偽真子も自分の耳たぶを思いきり引きちぎった!!」
偽間堂 真子「痛〜っ!! ピアスしてなかったんだわ〜。」
仁総 京介「ふ、、、(呆れたため息)、それはそうと、たしかに陸田なら久美を三太の様に人造人間にしてしまっているかもしれませんねぇ。どうします、我大くん?」
魔性の情景描写「京介は、我大の困惑ぶりを楽しむかのような口調で言った。陸田に我大をけしかけ、自分は高みの見物でもしゃれこむ気なのだろう。」
我大 剛「助けに行く!!・・・お前も来い!!」
魔性の情景描写「我大は京介を引っ張っていく。」
仁総 京介「え????ちょっとまてっ、こら!!」
我大 剛「1人でも多い方が良いんだっ!!!とっとといくぞ!!!」
仁総 京介「あああああああああ・・・・・」
魔性の情景描写「ずるずると引き摺られていった。どこいくんだ。」
ゾンビ主婦「そうはさせないわよ!ゲロ攻撃!」
妖異なる効果音「シュワワワ!」
偽間堂 真子「うーーんうまい」
妖異なる効果音「ゲロゲロ〜〜〜〜〜」
魔性の情景描写「ゲロに食欲を押さえ切れなくなった偽真子は気が緩んだようである・・・。変わり行く偽真子の影を見て我大は思わず叫びそうになった。」
我大 剛「ぎにゅわーーーーーーーー!」
偽間堂 真子「う・・・うみゃあばーーーーー。」
魔性の情景描写「真子の勢いは、とまらない。」
我大 剛「とまれぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
妖異なる効果音「ズガッ!!!(蹴り)」
我大 剛「ぐお!佐竹の蹴りはきくぜー」
妖異なる効果音「お前の蹴りが、きくか。殺す。ぬぅおおおおおー、プリ、うんこがもれてしまった。」
偽間堂 真子「・・・・・・・・。」
我大 剛「はなくそボンボン!!!!!!」
仁総 京介「なんだこの下品な会話は・・・」
ホッチキス女「ホッチキス、ホッチキス!」
魔性の情景描写「妖怪女王の、ホッチキス女が、貴様らを殺すといった。」
エキストラ「こいつって妖怪だったのか」
ホッチキス女「くらえ、超必殺暗黒黒流派ぁーーーーーー。」
仁総 京介「みんな〜〜!オラにげんきをわけてくれ〜〜〜!」
エキストラ「わかったよ、ゴクウーーーーーーー。ぼ、僕らの元気も使ってくれーー。」
妖異なる効果音「キュオオオオッ!」
魔性の情景描写「バタバタと倒れていくエキストラ。その顔に精気はなく、お世辞にも元気を分けてやっているようには見えない」
我大 剛「お前、元気を分けてもらってるんじゃなくてすいとってるんじゃないか?」
仁総 京介「いちいち突っ込むなーーー。」
エキストラ「はようてやーー。」
仁総 京介「おらの元気玉をくらえ〜〜!」
妖異なる効果音「どきゅうーーーーん。」
ホッチキス女「ぬあーーーーーーーーーー。」
妖異なる効果音「ピン、ひぅぅぅぅーーーーーーー、どっかーーーん」
魔性の情景描写「なんと、軽々はじき返されてしまったーーー。さあ、どおする京介、がんばるんじゃぞーーー。」
ホッチキス女「そろそろ、終わりにしようか。それとも、目をえぐりとろうか?」
仁総 京介「くそ!こうなったらアクマイト光線だーーーーー!!」
ホッチキス女「ドッツヒャーーーーーー!」
魔性の情景描写「ホッチキス女のてが吹っ飛んだ。」
ホッチキス女「いた!腹立つなー」
仁総 京介「とどめだ!!ギャリック砲だぁぁぁぁぁ・・・」
妖異なる効果音「ひゅるるる〜〜〜〜〜ん」
ホッチキス女「くそ!こうなったら・・陸田!あんた盾になってもらうよ!」
校長 陸田「え・・・」
妖異なる効果音「ぱーーーーーん!」
校長 陸田「ぶびびゃーーーー!!!!!!!!!!?」
魔性の情景描写「校長は死んだと思われたが、ギャリック砲を吸い込みパワーアップしていた」
校長 陸田「ぐはーーわたしは魔王陸陸ボンバーだ!」
仁総 京介「・・・・!!っ・・・・なんだとっ!?・・・・・」
校長 陸田「我に逆らうやつは殺す」
我大 剛「(こいつ(陸田)が魔王なんて言ったら、本物が怒りそうだな・・・)」
魔性の情景描写「するといきなり、剛に襲いかかった。」
校長 陸田「くらえ!!筋肉バスターーーー!!!」
我大 剛「うわぁーーーーーーーーーーー!」
魔性の情景描写「一瞬の差で我大は陸田の攻撃を避けた。どちらかと言えば、攻撃を避けると言うよりも、触られるのがイヤだな、というようなシロモノをかわすような動きだった。それで十分だった。陸田の攻撃を避ける程度は。」
我大 剛「危ないところだったぜ!」
ゾンビ主婦「私の大好きな我大君に何するのよ!ザクッ!」
魔性の情景描写「いったいゾンビ主婦は何体いるのだろうか?」
仁総 京介「どうもおかしい・・・。この程度だったか?陸田の力は・・・」
校長 陸田「そろそろ本気を出そうか?」
妖異なる効果音「ゴゴゴゴゴ!」
校長 陸田「うぉぉぉっ!とぐろ100%中100%!」
我大 剛「ならば俺も、120%中の120%!・・・かぁーー!」
ゾンビ主婦「じゃあ私も、消費税3%から5%!家計に響くざます!」
エキストラ「せ、せこい・・・。」
妖異なる効果音「消費税はんたーーーい。」
仁総 京介「おいおい...(汗)。論点がズレているようだがな。」
エキストラ「消費税のせいで昔買おうとしたバトエンが買えなかった!」
仁総 京介「こいつは本当に本物の陸田なのか?」
校長 陸田「ああ、おれは陸田だよ。上から読んでも下から読んでも陸田だ。女にもてもての陸田だよ。」
ホッチキス女「陸田校長には四種類のモードがあるのです。それぞれ笑い陸田、怒り陸田、泣き陸田、ごろ寝陸田と呼ばれています。」
仁総 京介「だ〜か〜ら〜(怒)、本物はどこにいるんだ?」
我大 剛「もしかして、こいつ(3つ前の台詞の陸田)も三太みたいに、本物が作った人造人間じゃないのか。」
仁総 京介「たしかに、あの用心深い陸田が、やすやすと目の前に現れるわけはないでしょうからね。」
校長 陸田「ちっ!ばれてしまってはしかたがない・・・」
妖異なる効果音「ごごごごごぉーーーーー!」
魔性の情景描写「どこからか地響きがしている。」
校長 陸田「フッフッフ・・・今ごろ本体の私は森の方に行っているはずだ。もう手遅れなのだよ。」
我大 剛「そうはさせるか!とうっ!」
魔性の情景描写「我大は人間離れした跳力でニセ陸田を飛び超えた!」
我大 剛「ぬおおおおおぉーーー!」
魔性の情景描写「そのまま凄まじい勢いで音がした方向に向かって走り始めた。」
校長 陸田「な、なんだ、こ、この気は?」
魔性の情景描写「ニセ陸田は突然、我大から放出された大量の気に我大を引き留めるという役割を忘れていた。」
我大 剛「くらえ、超武技つよっしーーーは!」
魔性の情景描写「進行方向に無意味に叫んでいる我大・・・」
仁総 京介「さて、コピーとはいえあなたの肉体も校長である事には変わり無い様ですね。しかし精神はどうでしょううかね?」
校長 陸田「どうするのかねぇ?君の攻撃など通じんよ〜ん。」
仁総 京介「物理攻撃が通じないなら精神攻撃はどうかな?ニセの校長よ!」
エキストラ「精神攻撃となっ!?」
仁総 京介「そっのとぉーーーり!!つまらんギャグ連発っっっ!!!!」
校長 陸田「な・・・なっにぃ!?」
仁総 京介「ふとんがふっっっとんだっっっっ!!!!!」
校長 陸田「ぎゃあああああぁぁぁっ!!!!」
魔性の情景描写「校長はこうりついた」
仁総 京介「かなぶーーーん!」
我大 剛「俺も俺も!!猫が寝込んだーーーーーっっっっっ!!!!!(ビシィ!!)」
校長 陸田「うっ、うがぁあああぁぁぁっ!!!!」
魔性の情景描写「我大は既に点となりながらもギャグを飛ばす。」
仁総 京介「冗談はここまでにして・・・はっ!」
魔性の情景描写「京介はニセ陸田の額に指を付きつける。」
仁総 京介「奥義・・・幻魔混沌指!」
魔性の情景描写「あっさりと陸田は仁総の指を払いのけた・・。」
校長 陸田「私が偽者だとしても貴方など私の足元にも及びませんよ。」
魔性の情景描写「仁総の視界が歪み始めた・・・。これは幻だろうか?そう思おうとするのだが、最早指先さえ動かすことが出来ない・・・。」
仁総 京介「くっ、、、」
校長 陸田「貴方のような危険人物を野放しにしておくほど私は愚かでは有りませんよ・・・。邪魔物は消えていだくことにしましょう・。」
魔性の情景描写「ニセ陸田校長は不敵な笑いを浮かべた。」
校長 陸田「くらえ、闇系、陸陸波ーーーー!」
妖異なる効果音「ひょろひょろ−−−−−?ぽひゅ?」
校長 陸田「あ、不発。もう一回ね」
ホッチキス女「いいえ、もう結構です・・・。」
我大 剛「スキあり!どかっ!」
校長 陸田「いったいわ〜〜〜なにすんの〜〜〜。」
魔性の情景描写「我大にどつかれた校長は意外にも涙した・・・。」
エキストラ「(ちび丸子ナレーター風)「どうやら、寒いギャグが続いた所為で陸田の人格は完全に崩壊してしまったようである・・・。」」
校長 陸田「も〜〜う、いやっ(ゾンビの群れをかき分けて陸田は駆け出した・・・。その後ろ姿はどんどん小さくなり、遂にその姿を我大と仁総は見失った)」
仁総 京介「逃げたか。……いや違う、ここだー!」
エキストラ「うわぁ〜〜〜〜!あいてがちがうぅ〜〜〜のにぃ〜〜・・・グハァッ!!!」
校長 陸田「はは、馬鹿め死ねい!ビッグバンアターーック!!」
我大 剛「(呆れたタメイキ)もういいって、おめぇは・・・・。」
魔性の情景描写「とりあえず・・・と我大はもう一度校長をどついた。」
妖異なる効果音「ズガガッ、ドガガッ、ガガガッ!」
我大 剛「わーーいかったぞーー!」
校長 陸田「ま、負けた(よしおーー)。」
魔性の情景描写「いくらなんでも陸田のコピーでは我大の相手ではなかった。邪魔者を始末した我大たちは久美の探索を再開した……。」
エキストラ「やったー、まだ生きてる。」
仁総 京介「やかまスィー。とっとと死ね」
魔性の情景描写「だが、陸田はシェンロンで不老不死になった。」
校長 陸田「ぬおぉーーー!こ、これは、す、すごすぎるぞーーー!いったーいったーテリーがいったーーー!」
魔性の情景描写「などという事はなくコピー陸田は幻覚を見ながら気絶していた。」
偽間堂 真子「これってイワユル実験OKですよっていう意思表示かね?」
エキストラ「質問してる場合じゃないって」
仁総 京介「本物の校長の事が気になるな・・・」
校長 陸田「はろー。うひゃひゃひゃひゃひゃ」
魔性の情景描写「ふりかえるとそこにはコピーとは別の陸田がいる様に見え・・・」
我大 剛「もしかしてこいつもコピーかぁ?」
偽間堂 真子「うん。興味深いわ。何故この様に何体もコピーが出来るのかしら...?」
校長 陸田「ぼくはコピーじゃなくカラーコピーです。」
ゾンビ主婦「不経済ざます・・・白黒で充分ざます・・「モノクーロ」」
校長 陸田「おれは、金持ちだ!と、思う」
仁総 京介「コピー陸田の出所を押さえる必要がありそうだ。と、その前に、とりあえずこの冗談みたいな奴らを片づけてしまおう。」
ホッチキス女「なま、なま、ナマノ海」
校長 陸田「のこったのこったー」
魔性の情景描写「誰にそれから起こる惨劇が予想しえただろうか・・・?仁総がうっすらと微笑んだ。」
エキストラ「ひゃあ!?」
妖異なる効果音「ギチギチギチギチギチッッ・・・ぶつん」
魔性の情景描写「残ったゾンビ主婦達がまるで透明な何かに引き千切られる様に細切れにされていく。」
校長 陸田「やれやれ、もう少し上品に出来ないものですかね・・・?」
ゾンビ主婦「今日の晩御飯はハンバーグがいいわね。」
魔性の情景描写「コピー陸田2号が腕を振ると何事もなかったかのようにゾンビ主婦達は再生した。」
ホッチキス女「まずいわね・・・。こいつあたし達の足止めに専念するつもりよ。」
仁総 京介「・・・・・怒らせないでくださいね・・・・・コピーごときが。」
我大 剛「ぶっ潰す・・・・・」
仁総 京介「我大君、行きましょうか?」
我大 剛「お前が命令すんなよ・・・・・まあ、いいか・・・・ここは共同戦線をはるぞ。」
魔性の情景描写「我大と仁総による恐怖のコンボ攻撃は、ゾンビ主婦の再生速度を圧倒的に凌駕していた。彼らの凄惨な殺戮によりゾンビ主婦たちは速やかに原子分解されてしまった。」
ホッチキス女「私も協力するわ。」
魔性の情景描写「ホッチキス女の針は再生が不可能な様にゾンビ主婦達を封印した。」
我大 剛「さて、残りはあのコピーだけだな。一気に殺っちまうか?」
校長 陸田「ヒャヒャヒャヒャ・・グワァァァァァッ!」
魔性の情景描写「陸田は核分裂を起こして増殖し始めた。」
校長 陸田「ひぇひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ・・・ぐわぁぁぁぁぐわぁぁぁぁぐわぁぁぁぁぁぐわぁぁぁぁぁ・・・。」
仁総 京介「む…。本物もコピーでは私たちの足止めにはならないことを承知しているようですね。どうやらこのコピーは小規模ながら核爆発を起こして足止めする気のようです…。」
ゾンビ主婦「にや、わかったわ!奴は、西川のりおの子孫だわ!」
我大 剛「なにゆってんだ!ち、ちくしょう奴の核すべてを破壊するまでだ!くらえ、覇王ゴリゴリさんでぃーーーー!」
妖異なる効果音「くなにきんすかかしまのまのくまはまきまらま・・・(エンドレス)」
エキストラ「か、核爆発?死の灰が降るぞぉ〜〜〜〜!」
仁総 京介「・・・どうせ、この街はもう死んだも同然ですよ・・・。」
ホッチキス女「死んだも同然の街に私達がいるのはどーいう意味よ。私達はタダのアホで終わるわけ?いやよ、そんなの。」
我大 剛「んなこと言ってる場合か!……。う…うあああああ!!」
校長 陸田「ぎおおああおあおあおおあおあ!!!!!!!!!」
魔性の情景描写「すでにコピー陸田の核分裂は限界に近づいていた。このままでは後数分で街は消滅するだろう。」
エキストラ「みんな、ファイト!」
仁総 京介「そうですね、まだ死ぬわけにはいきませんから・・・・・」
我大 剛「おう!しかし・・・こいつをどうやって止める?さっきのとおり俺の攻撃では焼け石に水だ・・・よっしゃ、一丁歌ってみるか!」
妖異なる効果音「チャ〜ラ〜〜ララ〜チャララララ」
魔性の情景描写「どこからともなく我大のテーマ『俺の名は我大 剛!〜文句がある奴はぶちのめす!!〜』のイントロが流れてきた…。」
仁総 京介「何してるんですか我大くん・・・・・」
ホッチキス女「ほじほじ、ぱっくん!」
我大 剛「うるさい!俺はこの歌が流れるとポージングせずにはいられないんだよ!」
魔性の情景描写「我大がコントをしている間に陸田の身体がわなわなと震えだし・・・白く輝き始めた・・・。」
仁総 京介「いかん限界点を超えてしまったようだ・・・・爆発するぞ!」
エキストラ「爆発前5・4・3・2・1・・・・・・・・・・・・・0.9・・・・0.8・・・・・・」
魔性の情景描写「その瞬間、ものすごい爆風が仁総君たちをおそった!(九死に一生スペシャル風)」
妖異なる効果音「どっかぁーーーーん!!」
魔性の情景描写「閃光の中、全てのものは消えてしまうかに思われた。しかし・・・・・」
妖異なる効果音「モコッ」
魔性の情景描写「陸田のバーコードな頭頂部にホワイトマッシュルームが一本生えていた」
妖異なる効果音「ボフンッ!」
魔性の情景描写「きのこが爆発して胞子を撒き散らすと共にコピー陸田2号は真の核爆発を引き起こした!」
妖異なる効果音「チュド―――――――――――――――ン!・・・・・・ズモワガボガガガラグゥワラァ――――――――――――ン!」
魔性の情景描写「後には何者も残らない・・・はずだった。しかし実際には、周囲にはいっさいの被害はなかった。否、もと陸田の居た場所には、直径1mほどの、底の見えない深い縦穴があった。そして、周囲には身長10cm位のミニ陸田が大量発生していた。」
ホッチキス女「なにこれ・・・・くっつけちゃっていい?」
妖異なる効果音「がちゃりこふ」
魔性の情景描写「ミニ陸田は一匹残らずまとめられたが、爆発のショックがよほど大きかったようで結局そのまま息絶えてしまった。文字どうり無駄死にである…。」
校長 陸田「・・・・・さ、さあ急ぐわよ!」
ホッチキス女「おかまか?」
魔性の情景描写「たぶんキャラ選択ミスだろう。気にしない、気にしない。」
仁総 京介「どうやら、今のコピーは失敗作だった様だな。危ないところだった・・・」
我大 剛「・・・くずを寄こすったぁ、舐められたモンだ・・・。」
校長 陸田「すべってごめーんね」
エキストラ「あいや〜っ!!」
我大 剛「ゴミみてぇな偽物ばっかり来やがって・・・本物は、どこだ?」
ホッチキス女「もうっ。そんな細かいコト気にしないでよぉ。あたしが全部まとめてくっ付けるからっ♪」
魔性の情景描写「ホッチキスでくっ付けられ、息絶えたかに見えていたミニ陸田の皮膚の下で、無数の何かが激しく蠢いていた」
妖異なる効果音「ズズズズズッズッ・・・・」
我大 剛「うおおおおおおおおおお!!」
妖異なる効果音「ぶ、ぶ、ぶりぶりぶり!」
仁総 京介「にぅおお〜〜〜〜〜!」
ホッチキス女「何よこれ。気持ち悪いわよ!?」
校長 陸田「ククク・・・オマエラ・・・オレヲ・・・ホンキデ・・・オコラセタナ・・・ミナゴロシニ・・・シテクレルワ・・・・」
妖異なる効果音「キィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン」
仁総 京介「あっ、頭が割れそうだ・・・・・そうかコピーの奴・・細胞を震わせて狂音波を発生させてやがるのか・・・ウウウウウ・・・・。」
校長 陸田「ふふふふ・・・もうしばらく苦しんでいて下さい・・・・今ごろはオリジナル陸田が久美とか言う女の魂を手に入れているはずです・・改造が終わるまで皆さんにはこの華麗なる音楽を楽しんで頂きましょう。」
仁総 京介「こ、これまでか?」
魔性の情景描写「ミニ陸田たちの発する狂音波によって、次々と皆、倒れていく。」
偽間堂 真子「あたしまで・・・・・あたしまで!?校長ッッ!!」
妖異なる効果音「お〜れ〜はジャイOン〜ガ〜キ大将!」
魔性の情景描写「騒動のどさくさにまぎれて我大が歌い出す。我大の歌によって、狂音波の威力は5割り増し!!・・・・だがそんなことはお構いなしの我大は本当に気持ちよさそうにどっかできいたふうな歌を歌っている・・・・」
仁総 京介「そうか・・・その手があったか。我大の歌なら狂音波に対抗できる・・・。(息も絶え絶えに)」
我大 剛「トイレ行こ」
魔性の情景描写「我大は脱兎の如く路地裏に消えた…。」
ホッチキス女「あ、ちょっと・・・・・・(バッタリ)」
校長 陸田「むっ!電波だ!(は?撤退しろ?)」
魔性の情景描写「校長は惚けている」
妖異なる効果音「タータンタター、タンタター、タンタター。タータンタター、タンタター、タンタター。(帝国のテーマ)」
ホッチキス女「エッ…?校長の冗談かと思ったけど、まさかホントに『あのお方』がいらっしゃるなんて……。」
魔性の情景描写「『あのお方』はスタジャンによれよれジーンズという格好の、やや小太りの男だった。」
我大 剛「(目を眇めて)・・・誰だ・・?」
エキストラ「監督、ついに私をスカウトしに来てくれたんですね!!苦節30年この日をどんなに待ちわびていたことか・・・。」
仁総 京介「これはどういうことだ・・・・・?お前は・・・・・」
エキストラ「30年間つねにあなた方の影になり見守ってきた、この私の事をあなたは知らなかったのですか?」
仁総 京介「何を言っているんだ?・・・・まさか!」
エキストラ「そう、そのまさか。。。クククククク........」
妖異なる効果音「ダーーン,ダダダーーン,ダダーーン」
仁総 京介「ダッダーーーーン!!」
我大 剛「だから誰だよ。俺には見当がつかねえ。」
仁総 京介「私もわからん!!(どーん)」
魔性の情景描写「先の読めない展開に戸惑うキャスト達だが・・・」
妖異なる効果音「ちーーーん??」
ホッチキス女「惑わされてはいけない・・・これは幻覚よ・・・」
妖異なる効果音「そこだ!!」
魔性の情景描写「満を持してホッチキス女の工業用ピストル型ホッチキスが火を噴いた・・・。」
妖異なる効果音「シュパッ、シュパッ、シュパッ・・・ドスッ、ドスッ、ドスッ・・」
魔性の情景描写「ぴしっ!という音と共に壊れたのは一枚の名刺だった・・・」
妖異なる効果音「はらりこふ」
魔性の情景描写「我大はしばらく立ち止まったもののむししてはしりだした。他の皆も後に続く」
仁総 京介「おい、一体何処に行こうってんだよ!」
我大 剛「森だよ!刃崎たちのことすっかり忘れてたぜぇ!」
ゾンビ主婦「選んで下さい」
魔性の情景描写「主婦は「偽陸田」「小陸田」「コピ陸田」と書かれた三枚の名刺を仁総に差し出した」
仁総 京介「申し訳ないが、今はあなたの戯れ言に付き合っている余裕は無いんですよ…。」
偽間堂 真子「出番ねーな。ま、いいけどさ・・・(ののじ)」
魔性の情景描写「無視されたゾンビ主婦は京介に襲いかかった。と、我大たちの行く手を阻むようにゾンビたちが土より再生し這い上がってくる」
我大 剛「うわっこいつら!?・・・・どきやがれっ」
魔性の情景描写「どんどんでてくる。どんどんどんどん。我大に粉々に吹き飛ばされた肉片が霧とな手あたりを包む。しかしゾンビの数は、、、増えていくのだった」
我大 剛「くそっキリがねえぜ!!」
魔性の情景描写「我大はホッチキス女の乱射しているホッチキスを取り上げた」
我大 剛「あっそれわたしのー!!」
魔性の情景描写「ごめんこれホッチキス女ね、、、上の」
我大 剛「(気を取り直して)・・ごほん。うるせえっ「お前の物は俺の物俺の物は俺の物だ!!」
仁総 京介「・・ジャ・・剛主義「ジャイアニズム」・・・君は剛主義者「ジャイアニスト」だったのか!?」
我大 剛「ちっ、ばれちゃしょうがねぇ。 」
ホッチキス女「それじゃ私も貴方のものね!!」
エキストラ「すごい論理展開だな...。お前ら...。」
仁総 京介「まっ・・・・そこらへんは本題に関係ないし、置いておくとして・・・・・」
妖異なる効果音「ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ニシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、」
魔性の情景描写「剛はホッチキスをの弾を大型サイズに取り替えると森の方向に向けてけてたまを発射しつづけた・・・。たまを受けたゾンビどもは腐り掛けた肉片を弾き飛ばしながら体ごと大きく吹っ飛んでいく。モウゼの十戒さながら一直線に森へと続く道は切り開かれた・・。我大一行はゾンビの間を一気にかけぬけていった・・・。」
我大 剛「どけどけどけ〜〜っ!」
ゾンビ主婦「キーッ!どかないざます!」
妖異なる効果音「グシャッ」
ホッチキス女「我大、仁総、偽間堂、ホッチキス女、エキストラ・・・そしてコピー陸田までもが順にゾンビ主婦をぼろ雑きんのように踏みつけ森へと駆けていった・・・。ゾンビ主婦の持つ買い物篭は破れ、晩餐のシチューの材料として買い込まれた●すび(人)、大木ボ●ド、さ●岩石等忘れ掛けられたお笑いメンバーの生首が放り出された・・・・。」
魔性の情景描写「ごめん、上↑私です。」
仁総 京介「今、何か汚れたモノを踏んだようだがな...ま、いっか♪」
我大 剛「すげえなげやりっぽいーーーーーー!!!(ガビーーーン)」
魔性の情景描写「順調に森へ入った我大たちだったが、辺りの異様な様子を見るに流石の我大たちでさえ怯まざるをえなかった。」
我大 剛「この森はどうなっているんだ…。木がみんな真っ赤になってやがるぜ……。」
妖異なる効果音「ぽたっ、ぽたっ」
我大 剛「与作がぁ〜〜きぃぃをきる〜〜〜ヘイヘイホ〜〜ヘイヘイホ〜〜!」
妖異なる効果音「トントントーン、トントントーン」
ホッチキス女「かーーーん」
仁総 京介「っなんて、ふざけてる場合かよ!凄まじい殺気を感じるぜ・・・さっきから頭の妖気アンテナが反応しまくってやがる・・。・・・・・・この樹には怨念が・・・おんねん・・・・・。」
ホッチキス女「ふざけてへんわ!」
妖異なる効果音「ぽろり」
魔性の情景描写「生首が樹の上からおちてきた・・・・。」
我大 剛「首から無理矢理引き千切られたって感じだなぁ…。」
仁総 京介「これは・・・・もしかして・・・!!!!」
エキストラ「ふぃ〜、良い湯だね」
妖異なる効果音「バサバサバサバサッ!ギャー、ギャー!!」
仁総 京介「与作は木ではなくて首を切っているわけだね、なんて・・・・・」
魔性の情景描写「果たして与作の正体やいかに!次回に続く!」
妖異なる効果音「とんとんと〜〜〜〜ん、ボタリ・・トントント〜〜〜〜〜ン、ボトボト・・・・。」
我大 剛「あぁ〜っ、もうううっ!!!いーかげんにしなさいっっっ!!!(ズビシィッ!!!/ツッコミ)」
仁総 京介「誰がいつ止めてくれるのか少々ヒヤヒヤしたよ。」
我大 剛「そんなら自分で止まれよぅ〜・・・・(京介にしがみ付き泣き)」
ホッチキス女「うるさいわね〜ごちゃごちゃと!」
我大 剛「まて・・この邪気は・・・?」
仁総 京介「さては我大 、おまえ屁こいただろ!!」
エキストラ「うるさい輩ですね・・・何時まで戯れ言をほざけば気が済むのですか?」
我大 剛「エキストラの分際でお前生意気。」
仁総 京介「さては、屁をこいたのはお前、エキストラだろ?」
エキストラ「ぎくうっ!うわーーーーーーーーーーーーーーん」
我大 剛「おー、泣きながら逃げてった。」
魔性の情景描写「奇妙なガスの発生源は定かではないが、そのガスはじわじわと、しかし確実に我大たちの体を蝕んでいった。」
仁総 京介「うーむ、これはただの屁ではなさそうだな。。。」
ゾンビ主婦「クックック、、、そうさこれは私の復讐の毒屁だ、」
我大 剛「おまえかっ!!」
ホッチキス女「ほっ、私のすかしっ屁はばれなかったようね。」
仁総 京介「AHO−−−−−−−−−−−っ!!!」
魔性の情景描写「我大に殺意を決意させるようなガスが流れ込んできた」
仁総 京介「ふっふっふっ、君たちまだ屁の話題してるのかね?こっちは思い付きで言ったのに(笑)」 エキストラ「ガスは俺が引き受けた!!!」
魔性の情景描写「その勇敢なエキストラの行為にゾンビ主婦は涙した。」
ゾンビ主婦「まあ、なんて素敵なお方でしょう!!これはお礼です・・さあ、召し上がって下さい!!」
魔性の情景描写「そう言って、ゾンビ主婦は自ら肝臓を取り出し、言った。」
校長 陸田「ではっ頂きます。ウキャァァィンぐんグちゅぽんっ!!!」
魔性の情景描写「口に含むとほのかな...しかし程よい甘味が広がる.....」
妖異なる効果音「ジャキイ−ン!!!」
ゾンビ主婦「ヒャヒャ・・・・食べたわね」
我大 剛「ほんまもんのアングラ魂見さらせーっ!!!」
仁総 京介「てめえらの血は何色だァーー!?」
我大 剛「朱に決まってんだろがっ!でなきゃアングラやってられかよぉっ!」
仁総 京介「朱?朱色の血と肉。略して「朱肉」。印鑑じゃないだっちゅーの」
校長 陸田「(ふふふ、これは予想以上の結果だ。このままこいつらの精神を破壊してくれる。)」
ゾンビ主婦「そんなのかったるいですわ!!片っ端から首を切り落として乾し首にいたしませんこと?まあ、コレクションとして飾るだけの価値は有るか分かりませんが・・・。」
魔性の情景描写「ゾンビ主婦は両手に剣を携えると華麗なるステップで舞い始めた・・・。某映画を見て以来、夫に内緒でダンス教室に通いつづけた成果であろう・・・・寸胴なる体に似合わず、宙を羽が舞うかのごとく、軽やかなる舞であった。」
ゾンビ主婦「あなたは踊りませんの?」
我大 剛「チッ、森まであともう少しだというのに・・・ゾンビ主婦、てめえ・・コラ、俺に恨みでもあんのかよ!!」
ゾンビ主婦「いまさらとぼけるつもり、食い逃げの常習犯のくせしてなにいってんのよ!!ビールとカツ丼代払えや、こらあ!!」
魔性の情景描写「剣を持ったゾンビ主婦は鋭い切っ先を次々と我大に向けて放っていく・・・(金の恨みはおっかねえ!!)」
妖異なる効果音「ズバッ(我大の頚動脈が切り裂かれた音)・・・・ビュッ(血しぶきが飛び散った音)・・・ドクドク(切り口から血がドバドバと流れている音)」
ゾンビ主婦「ふんッ!」
我大 剛「痛えなこの! おらっ!」