連想ホラー小説遊戯「流血学園1999第3章 現実界」





魔性の情景描写「ふりそそぐ一般生徒の雨はとまらない。」
体育教師 田上「よっこいしょ」
刃崎 死朗「田上の声だせっ。外道が」
安達 久美「ビーム!」
妖異なる効果音「ドーーン」
人体標本「クミスゴイゾーーー」
魔性の情景描写「久美が天井に向けて放った破壊光線は屋上にまでつづく穴を空けた。青空がのぞく。」
体育教師 田上「うおあ!!!」
魔性の情景描写「足元を失い、バランスを崩した状態で空中をもがくように巨体が落下してきた・・・。」
我大 剛「田上!!てめぇ・・・・・・!!!このクソ外道がぁ!!」
魔性の情景描写「我大の鋭い拳が田上の顎を捕らえる。田上の巨体は、先ほどの落下とは逆に中へ突き上げられた。」
我大 剛「ウラウラウラウラウラウラウラーーーー」
魔性の情景描写「我大は擬人の如き形相で、容赦なく田上を叩きのめす。その様に刃崎はふと背筋が冷たくなった。我大の中に潜む凶暴な獣性−それは魔性に近いものなのかも知れない−を見せつけられたような気がした。背に負う妖刀の震えは激しくなっていく。まるで歓喜するかのように。」
刃崎 死朗「そんなに人間の魂を喰らいたいのか、妖刀よ。」
魔性の情景描写「妖刀は刃崎の声に応じるかのように怪しげな光を放った。」
亡霊 「花子、やばいよっ、逃げないと・・・」
体育教師 田上「ごふっ」
妖異なる効果音「もろもろもろもろもろ」
我大 剛「おおおおおおおおおっ」
魔性の情景描写「内なる魔物が這い出るかのように我大の背中が盛り上がる」
妖異なる効果音「ごもりっ」
体育教師 田上「おおっこれは・・・・」
固まったままの仁総 京介「(やはりそうだったのか・・・)」
我大 剛「我大は己の内から沸き上がろうとするものと必死で闘った。何かが俺を支配しようとしている・・・そう我大は感じた。囁く声が耳元でしたような気がした。「私に全てを委ねるが良い・・・」その声は甘く、優しく、そして背筋を凍らせるものだった。」
魔性の情景描写「↑すみません、上は私です。我大君、ごめんね。」
我大 剛「くそ・・・・!畜生・・・・!!誰だ・・・誰・・だぁ・・・・!!!!」
体育教師 田上「アキロンの大王か!」
ホッチキス女「冗談じゃ無いわ・・・・覚醒させてたまるものですか・・・。バチン、バチン!!!」
魔性の情景描写「しかし、ホッチキス女の針は空しく宙を舞った。」
理科教師 間堂真子「アキロン?」
偽 間堂真子「アクロン?」
我大 剛「マキロン?」
妖異なる効果音「ズバッ、ブシッ、ドシュッ!」
魔性の情景描写「刃崎が3人を鞘を付けたままの妖刀でなで斬りにした。」
刃崎 死朗「お前らふざけんのもたいがいにしろ!!俺は駄洒落はギャグと認めねえ・・・・。断じてな!!」
安達 久美「まぁ、男らしいわ!!」
我大 剛「違う!俺じゃない!! 俺の中の魔性が駄洒落を言わせたんだ!!!」
刃崎 死朗「おめぇは吉本の漫才師かぁぁぁぁっ!!!」
我大 剛「だーかーらーーー!!俺じゃね・・・う・・・うあ・・・・・・(苦悶の表情で自分で自分を抑えるように)・・・来るな・・・刃崎・・・!!」
魔性の情景描写「そう言いつつも体が勝手に反応して我大は刃崎目掛けて蹴りを放っていた・・・。」
刃崎 死朗「我大!!」
魔性の情景描写「刃崎とて死地をくぐり抜けてきた男であった。己の内で二つの意志が鬩ぎ合う不安定な状態の我大の蹴りを、一瞬の差でかわした。」
我大 剛「よけてケリー!!!!ちっちがぅ!俺が言ったんじゃねーーーこにゃんにゃん」
体育教師 田上「ねーこーーーだーーとーーォ」
魔性の情景描写「田上は異常に興奮したようだ?」
妖異なる効果音「ハァハァ・・・・・・」
体育教師 田上「うへ、へへへっ、ねーこーちゃ〜ん。」
安達 久美「・・・・・なによ・・・こいつ、ヘンタイみたい・・・・。」
魔性の情景描写「田上は虚ろな目で久美を見つめつつ、ジリジリと歩み寄っていった。」
体育教師 田上「さぁ〜こっちおいでぇ〜 ナンもしないからっ!!」
安達 久美「ちょ、ちょっと、ヤダ、、こっちこないでよ!!」
魔性の情景描写「たまらず、久美は田上に向けビームを発射した。しかし、田上は一向に気にすることなく久美へと迫っていく。」
体育教師 田上「このじゃじゃ馬が・・・・(またそこが良いのだが)・・明日から俺なしではいられないように調教してやるぜ・・・・クククク・・・。」
安達 久美「いや・・・」
刃崎 死朗「いい加減にしやがれ!この変態クサレロリコン外道教師が!」
体育教師 田上「クサレロリコンだぁ!? 萌え萌えおじさんと言いなおせ!不良がっ」
刃崎 死朗「どっちでもいいから死ねやー!刃崎流奥義変態撲滅剣」
妖異なる効果音「ズバッ(妖刀は田上の頭部のなかば、鼻梁にそって分断した)」
安達 久美「死朗!」
刃崎 死朗「うごっ、ぐっ」
魔性の情景描写「田上は妖刀を顔面に突き刺したまま平然と刃崎の喉をつかんで宙にあげた。釣り上げられた死朗は足をバタバタさせることしかできなかった。田上の頭部からは鮮血とともに緑色の液体が滲んでいる。赤と緑の原色のコントラストが田上がただの変態おじさんではないことを物語る。超変態おじさんであった。」
我大 剛「・・・刃・・・・崎・・・!!く・・・・くそ・・・・!!」
魔性の情景描写「だが我大は、己の内からわき上がる何かによって自らの意志で体を動かすこともままならない。屈辱と苦悶に苛まれる我大の耳元で、再び声がする。「力が、欲しいか?」と。」
体育教師 田上「しょせん、"人間"のままのお前らには、ここらへんが限界だろう!!」
魔性の情景描写「「あの男も下衆だが、今言っていることは正しい」”声”が我大の耳元で続ける。「今のお前では陸田や仁総には歯がたたん・・・。それどころか、そこにいる人にも魔にもなり切れぬ下等な存在にすら敵わぬ。・・・・惨めよな・・・・口惜しかろう?」」
妖異なる効果音「ピチャ、ピチャ、ピチャ、・・・・・」
体育教師 田上「さて、俺がこのまま手に力を込めれば刃崎はどうなるだろうねぇ?」
亡霊 「や、やめろ!」
体育教師 田上「くくく・・・こわれろ」
魔性の情景描写「「さあ・・・どうする?あの男を見殺しにして、人間であることにしがみつくか・・・?それとも私の与える力を受け取るか・・・?時間はないぞ。そして・・・生贄もあの男だけでは済むまい・・・。」」
我大 剛「・・・ううううううおおおお雄大雄雄尾を億を御億おおおっ」
魔性の情景描写「田上の挑発がダメ押しし、ついに我大は悪魔に魂を売った!我大の姿そのものはほとんど変化していないが、彼から発せられるオーラには以前には無かった冷酷な狂気の念が溢れていた。」
固まったままの仁総 京介「(・・・・・我大・・君は遂にその道へ進んでしまったのだね・・・)」
魔性の情景描写「ゆるり、と我大はその腕を伸ばし、田上の頭を掌で掴んだ。一見、ただ置いたようにすら見える動きではあったが、その五指は凄まじい力でもって田上の頭へ食い入り、皮膚を破り骨へ達した。」
体育教師 田上「ぐ、ぐぁああああああああ!!!」
我大 剛「そいつを、離せ・・・。そうでねぇと、こわれるのはおめぇだ、田上・・・。」
人体標本「ツヨシコワイヨ!yはコワイヨ」
体育教師 田上「ぐぐう……き、貴様ごときに負けるかよ、この糞が!」
魔性の情景描写「田上の強がりに反して、その体は反撃の様子を見せない。否、出来ないのだ。我大の指が田上の脳や神経の要所要所を的確に、凄まじい力で圧迫し、その動きを封じていた。しかし、その腕に力がこもる気配すらない。彼は掌の力だけで、それを成し得ていた。」
刃崎 死朗「ケケケ・・・ようやく覚醒したのだな、剛・・・。俺は17年間、この時を待ちわびていたんだよ・・・。覚醒した貴様の血によって、刃崎流ナイフ術が完成する日をね・・・・。」
体育教師 田上「うげれ〜〜〜〜〜〜〜!!」
魔性の情景描写「192cm,120kgの巨体が精気を失い始めた・・・田上の顔面は土色に変わり、丸太のような手足は急速にやせ細っていった・・・。田上の顔面に突き刺さっていた妖刀は田上の衰弱と反比例するかのごとく、美しいまでにその輝きを増していった・・・。」
妖異なる効果音「ピキーン」
刃崎 死朗「刀よ、、さあ、思う存分吸い取ってしまえ」
妖異なる効果音「いえっさー」
魔性の情景描写「今や田上は、紙でできたこよりの様に、ダイエット写真の使用後のように、板橋工業の針金のように細くなってしまった」
体育教師 田上「ぐ・・・くるる・・う・・う・・・・・・う・・・・・・」
魔性の情景描写「ついに解き放たれた刃崎が、妖刀を手に取り田上を見据える」
刃崎 死朗「・・・へっ・・やってくれたな田上い・・・ケリつけてやるおい我大!手を離しな!」
魔性の情景描写「我大は手を離さない。それどころか一層力を込めてゆく・・・」
刃崎 死朗「お・・・おい・・剛?」
魔性の情景描写「その時、凄まじい音をたて、我大の体が盛り上がり、学生服をはじき飛ばす!!」
刃崎 死朗「うおっ!!・・・ガクランが・・・」
ホッチキス女「いえ・・あれは学生服ではないわ・・・・あれは・・・拘束具よ」
安達 久美「拘束具!?」
ホッチキス女「そうよ。あの日あの時あの場所で私が我大君の内にアキロンの魔王を留めたのだけど(がちゃりこふ)私の力では封印しきることができなかったの・・・・それで拘束具を・・・・」
安達 久美「それでいつも学生服姿だったのね」
ホッチキス女「上により強力なバインダーの派遣を要請すればよかったんだけど・・・私無能だと思われたくなかったしい・・・・」
人体標本「ウエッテドコダヨ・・・」
ホッチキス女「あなた達が知る必要はないわ。上は上よ。・・・しかし・・・やっぱり助っ人を頼んだ方がよかったかしら。私程度の捕縛者(バインダー)の力じゃこれが限界のようね・・・」
亡霊 「そうですか、限界でしたか、、、残念。」
刃崎 死朗「限界って、、、じゃあ、我大を正気に戻す方法はねぇっていうのかよ!?」
魔性の情景描写「我大は笑っていた。田上の頭骨を砕き、その手に脳漿をしたたらせながら、歓喜に打ち震えていた、、、」
刃崎 死朗「あれが・・・我大かよ・・・。信じたくねぇ・・・・。」
理科教師 間堂真子「皮肉よね・・・。刃崎君や安達さんを助けたくて力を求めたのよ、彼は。その人間的な感情のために、彼は人間性を失っていく・・・。」
偽 間堂真子「いいえ、彼は人間という愚かしい呪縛から解き放たれたのよ。むしろ喜ぶべきじゃないかしら。」
人体標本「ツヨシ、モウ、ツヨシジャナイノ?ツヨシ、ドコイッタ?」
我大 剛「くくく、何を言ってるんだ人体標本・・・俺はここにいるじゃないか・・・。」
魔性の情景描写「やはり、この程度の犠牲者では満足できなかったようである・・・。内なる疼きを沈めるべく我大は次の獲物を求め、全員を見渡した。」
我大 剛「こっちへおいで、ネ〜〜〜コちゃ〜〜〜ん・・・何もしないからさ・・・・ククク・・・・・・。」
刃崎 死朗「くそ・・・!!おい!もう一度「ヤツ」を封じられないのか!!」
ホッチキス女「ネコちゃんて私かしら‥[]]]]]]]]]」
我大 剛「別にだれでもいいさ・・・・くく・・・・う・・・!!??(突然苦悶の表情)(・・・ヤメロ・・・)貴様まだ・・・(オレノ・・・カッテニ・・・)くそ・・・人間の分際で・・・・!」
亡霊 「ワ〜ウワラ〜ダレカ、コエガ、ダレカ・・・」
安達 久美「刃崎・・・そんな悠長なことは言っていられないようだよ・・・。」
妖異なる効果音「ビュン」
我大 剛「コノ糞ドモガ・・・、カタッパシカラ、ブイ殺シテヤルゼイ・・・。」
魔性の情景描写「我大は大きく手を振りかざすとホチキス女の首目掛け突きを放った。ホチキス女は皮一枚の差でどうにか攻撃をよけたものの、手にしていた巨大ホチキスはその一撃を受けて真っ二つに切断された。」
妖異なる効果音「グワシ。」
魔性の情景描写「久美の体が一瞬にして宙に浮いた。目にも留まらぬ速さで、我大が髪を鷲掴みにし、軽々とその手を差し上げたのだ。」
安達 久美「うぎゃぁあああああああああああああ。」
我大 剛「ケケケ、ツカマエタヨ・・ネ〜〜コちゃ〜〜〜〜ん。刃崎・・キサマノ愛シイコノ猫ヲ、ユックリト可愛ガッテヤルカラソコデ見テイナヨ・・・・。」
妖異なる効果音「メキメキメキ・・・・。」
刃崎 死朗「我大ぃいいいいいいいい!!」
魔性の情景描写「我大はゆっくりと久実の耳に舌を這わせた・・・。するとどうであろう我大の唾液により、久実の皮膚はただれ、僅かではあるが軟骨が剥き出しとなった・・・。」
我大 剛「何か文句が有りそうだな・・死朗・・・その惰刀でも振り回してちゃんばらゴッコでもやりたいのかい?」
刃崎 死朗「なにい、惰刀だとう!」
我大 剛「・・・・・・・お前・・以前駄洒落は認めないとか・・・・ぐ・・・・グア・・・・ツヨシ・・・キサマ、マタ・・・・!!!」
魔性の情景描写「我大は久実の体を投げ出し、苦悶に身をよじった。その表情は二つのものがめまぐるしく入れ替わり続けていた。一つは、魔性のものの、もう一つは、刃崎が見慣れた我大剛のものの・・・。」
人体標本「コント、コント、延々続く一人コント〜〜〜〜っていつまでふざけてやがるんだよ、クタバリヤガレ!」
理科教師 間堂真子「仕方ないわね・・・でも、我大は殺しちゃ駄目よ、人体標本・・・貴重な生きた実験材料なんだから・・・戦闘モード−−−−−−GO!!(手元にあるリモコンのスイッチをひねった)」
人体標本「キシャ〜〜〜〜〜〜!!!!」
魔性の情景描写「人体標本の全身から鋼鉄の刺が現れた。戦闘モード1。‥‥そしてトゲトゲ標本君は奇声をあげて我大に飛び掛かる」
我大 剛「くっ・・・負けるかよ!俺が!!それに・・・だ〜れが実験材料じゃい!」
刃崎 死朗「我大!正気に戻ったのか!?」
人体標本「イマサラモドッタッテ、遅イモンネ〜」
我大 剛「・・・・木偶メガ・・・!」
魔性の情景描写「我大はすばやく人体標本の背後にまわると、刺も気にせず頭部をわしづかみにし、そのまま頭部を握り潰した!」
人体標本「ソンナンジャ、キカナイモンネ〜・・・ヤラレチャエッ!!!」
我大 剛「ホウ・・・木偶ハ木偶ナリニヤルノウ・・・。じゃあ、これでどうだ!!」
魔性の情景描写「瞬時に我大は悪魔の形相になると繋がれた二人の真子の髪をあいた片方の手でつかみ徐々にいたぶるように力をこめていく。人体標本にみせつけるように‥。真子の顔が苦痛に歪む。長髪は頭皮ごとひきさかれそうだ」
理科教師 間堂真子「や‥め‥なさい‥我大く‥」
我大 剛「馬鹿野郎!!女をいたぶるんじゃ・・・!!コノホウガソノ木偶ニハ効果ガアル・・・だからってなぁ・・・・!!」
安達 久美「刃崎・・・変だよ。なんか我大が二人居るみたいだよ・・・。」
ホッチキス女「我大君が二人、じゃないわ。我大君と・・・我大君に封じ込められていたもの。仮名で喋るのが我大君、カタカナの方が封じられていたものね・・・。」
刃崎 死朗「久美・・俺はもう我慢出来ねえよ。我大・・この悪魔に魂を売り渡した見下げはてた鬼畜野郎が・・・クタバリヤガレ・・・。」
我大 剛「ケッ、俺ヲドウスルッテ・・死朗・・コノ女ガドウナッテモ、カマワナイノカ(真子の喉元に手を置く・・)・・イチコロダゼイ・・。・・マズハ・・ソノ刀ヲ捨テテモラオウカ?」
刃崎 死朗「この・・・鬼畜のクソ外道が!!!」
安達 久美「待って!私が止めてみる!」
偽 間堂真子「心配ないわ、彼女がいなくなっても私がいるわ!!」
理科教師 間堂真子「あんたね〜〜・・・(怒)」
安達 久美「もう!」
魔性の情景描写「そう言うと久美は胸元をはだけた。以外にも豊満な胸があらわになる」
我大 剛「アンド死朗「おおっ!!」
妖異なる効果音「ぽよよ〜ん(はあと)」
魔性の情景描写「ぶしっと鼻血がお二方の鼻から!!妖刀は死朗の血をすすりうれしそうにきらめいた」
ホッチキス女「とりあえず、これで一段落ついたかしらん?[[[[[」
安達 久美「少しは血圧も下がって、頭も冷えたでしょう?」
我大 剛「うう・・・87」
安達 久美「88よしつれーね!おっ●いみさいる!!」
刃崎 死朗「うおおおおおおっなっなぜ俺が(爆)」
偽 間堂真子「仕方ないわね。我大君!それからアキロンの魔王(仮)さん!聞きなさい。」
我大 剛「(仮)ッテナンダ「かっこ仮」ッテノワヨオオ!」
亡霊 「贅沢言うなって。」
偽 間堂真子「私たちはパフ◆ーとしてデビューするからあなた達は狩●として生きるしかないわ。」
刃崎 死朗「そうか!剛のつよは剛田の剛!!(俺の物は俺の物の人)」
固まったままの仁総 京介「なんだ!なんだ!・・・どうなってんだよ!」
我大 剛「またえらく年増のパ・・・・オイ殴ラレルゾ、ツヨシ・・・いや、だって・・・。(器用に一人で会話を続ける我大)」
理科教師 間堂真子「いっそのこと全員でバンドを組んだほうが楽しそうよ。」
魔性の情景描写「がやがやがや、、、」
ホッチキス女「じゃあ、ボーカルはわ・た・し]]]]]]]」
安達 久美「いやぁ〜!わたしよ!」
我大 剛「イッタイナニヲハジメルノヤラ・・・バンド、知らないのか?・・・・知ランワケジャナイガ、ソンナコトヲシテイル場合ナノカ・・・・?・・・俺に言うな・・・。」
固まったままの仁総 京介「うぐえええーーー(苦痛に満ちた奇声)」
刃崎 死朗「何だ? 何が始まろうとしてるんだ?」
ホッチキス女「京介の本体のほうに何かがおこったようね。」
理科教師 間堂真子「それはまずいわね、、、こちら(現実世界)とあちら(異世界)のバランスが崩れるかもしれないわ。」
偽 間堂真子「そうね、今は京介によってかろうじてバランスを保っているようなものですもの。」
ホッチキス女「とりあえず口塞いじゃいましょうか?[[」
魔性の情景描写「ホッチキス女が仁総の口を塞ごうとしたそのとき、仁総の身体が煙のように消えてしまったのだ!」
我大 剛「消えた・・・!!??・・・ドウヤラアチラノ仁総ガ、コチラノ体ヲ保テナイ状況ニナッタヨウダナ・・・死んじまったのか!!?・・・生キテハ、イル・・・。」
魔性の情景描写「仁総がいた場所に黒く鈍く光る金属質の物体が落ちていた。それは電気かみそりのようでもあり携帯電話のようでもあった。久美が恐る恐る手をかざすと‥」
安達 久美「あっ・・・!これは・・・!!」
刃崎 死朗「、、、超合金のなまこ、、、?」
我大 剛「いやっ、俺の予想だと こいつはたぶんマイクに違いねぇ。ここは一発 主人公でもある俺の美しい歌声で異世界の争いをとめてやるっ! いくぜ! Let’s ○ァイア○!!」
妖異なる効果音「ホゲ〜〜〜!!」
魔性の情景描写「地獄の断末魔のごとき我大の歌声を知っている久美は、己の美的感覚が破壊されるのを恐れ、咄嗟に金属片を我大の口に突っ込んだ・・・・。」
妖異なる効果音「キ・コ・エ・ル・カ・・ガ・ダ・イ・・サ・イ・キ・ョ・ウ・ノ・ハ・カ・イ・シ・ン・ノ・マ・ツ・エ・イ・ヨ・・」
安達 久美「えっ・・・それって巨神兵のこと?」
ホッチキス女「いけないわ‥せっかくコントで誤魔化せたとおもったのに‥‥覚醒が再開する」
我大 剛「グオオオオおお汚悪ぉおぉおーーー」
理科教師 間堂真子「あぁ〜〜、またぁ? もう!!」
魔性の情景描写「我大の咆哮が響き渡る!! さらに恐ろしいことに、京介の落としていった金属片と我大が融合を始めた。いや、金属片に侵食されていると言うべきなのだろうか。」
理科教師 間堂真子「だめよ塩素とまぜちゃ」
刃崎 死朗「で、結局どっちがどっちを取り込んでるんだ?いったい」
理科教師 間堂真子「仕方ないわねぇ。とりあえずこの薬品を使って反応を最後まで強制的に進めてみましょうか。」
偽 間堂真子「まって、これも混ぜるとさらに加速するわよ。」
安達 久美「ちょっと! おもしろがってる場合じゃないでしょう!!!」
理科教師 間堂真子「真剣よ、私は。」
偽 間堂真子「おふざけよ、私は。」
刃崎 死朗「まじめにやれ!!!」
亡霊 「緊張感ね−なー」
ホッチキス女「どっちにしろ、時間切れのようですわ][][][][][」
魔性の情景描写「我大の皮膚が硬質化し、漆黒に染まった。荒々しく息をはきながら一歩一歩近付いてくる。」
妖異なる効果音「ううっ。」
魔性の情景描写「固まっている京介から声がもれた。」
理科教師 間堂真子「さ〜て、本格的に困ったことになったわね」
魔性の情景描写「校舎全体が歪んでいるように感じられる。我大の内部からの気となにものかによる結界が戦っていた。しかし結界は悲鳴をあげているかのようだった。それに反し我大の気はまだ覚醒をはじめたばかりで余裕すら感じられる。」
偽 間堂真子「とりあえず、逃げましょうか?」
妖異なる効果音「ギュロッ!!」
魔性の情景描写「何かが裂けた。そのいびつな音はまだ続いている。」
妖異なる効果音「きゅるきゅるきゅるっぎゅぴいいいいいいいい」
刃崎 死朗「なっなんだっ!?」
魔性の情景描写「我大が・・・・・吼えた」
我大 剛「石橋をっ叩いてエ渡るウあなたでもおー」
魔性の情景描写「突如すごい数の象によって死朗は踏みつぶされた。ぺらぺらになってから元に戻る。その体にはたくさんの靴跡が付いている。」
安達 久美「・・・・・よく生きてるわね、あんたも・・・・。」
魔性の情景描写「土煙を上げながら象の群は去っていった。」
我大 剛「唐揚げエ美味しく作るっなら モミっもみイーもみっモミー」
安達 久美「まだ歌ってるよ・・・」
人体標本「コントダ〜。コントハイイネエ...(しみじみ)」
亡霊 「コント、コント、タノチーコントってか」
理科教師 間堂真子「今まで設定はあったのに歌ったこと無かったものねぇ・・・・。鬱憤がたまってたのね。」
偽 間堂真子「設定があるだけいらやましいわ‥」
人体標本「エ?イラヤマシイ?イラヤマシイ・イラヤマシイ・・ ケケケケケケ・・・・」
理科教師 間堂真子「とりあえず我大君には少し休んでもらいましょう。」
偽 間堂真子「人体標本19号、あんたの変わりは20号、21号がいるんだからね、発言には、気をつけなさい。」
人体標本「♪近頃、私たちは、い〜い感じ♪わるいわね〜、ありがとうねえ〜、これからも〜、よろしくね〜♪」
偽 間堂真子「どうやらそろそろ20号の出番のようね。」
人体標本「オォ!! 20周年記念カ。」
魔性の情景描写「人体標本はすてきになった。20号にリニューアル!!62ギガバイト容量が増えた」
体育教師 田上「ぎゃああああああああああああああ」
安達 久美「今のなにっ!?」
刃崎 死朗「田上だ。まだ生きてやがったのか。断末魔っぽかったけど。行ってみようぜ!!」
安達 久美「いやよ〜。あの変態おやじはもう見たくないわ」
我大 剛「行ってみようって・・・・・安達オマエガ踏ミツケテイルソレハ、ナンダ?」
安達 久美「この身震いするような感触・・・まさか・・・・・・・。」
体育教師 田上「ちゃ」
刃崎 死朗「お前っ、田上??なんで久美に踏まれてるんだよっ!!」
安達 久美「いやああああああああああああああああ!!!!」
体育教師 田上「ふふふ。健康に良いのだよ。生徒諸君」
刃崎 死朗「踏まれるのが健康に良いのか…?まるでマ○のようなセリフ……(伏せ字にしてもバレるか。)」
体育教師 田上「では、次は私が皆さんを踏みつけてあげましょう。」
魔性の情景描写「田上は十六文キックを引き継ぐのは俺だとばかりに久実にジャンピングキックをあびせた。」
我大 剛「ひ、ひつこい・・・おそるべし・・プロ●●ラーの体力、執念・・・」
安達 久美「いやーーー!!馬○様を汚さないで!!!」
体育教師 田上「そうなのだ。私はプロ●●ラー!めざすは中山律子!くらえターキー」
亡霊 「こまったもんだ、、、」
理科教師 間堂真子「行け!!人体標本20号、田上をたおすのよ。」
人体標本「バンガオ〜(笑)」
魔性の情景描写「人体標本の解剖部分が左右逆になった!!」
我大 剛「おオすゲえ!!」
刃崎 死朗「マジだってテメエ!!いい加減覚醒すんのかしねえのかはっきりしやがれ!!俺は白黒はっきりしねえ野郎が大っ嫌いなんだよっ!!!」
魔性の情景描写「死朗は我大をあろう事かその妖刀でたたっ切った!!!我大まっぷたつ!!」
我大 剛「てってめ・・・・え・・・ぐっ・・・・ぐおおおおおおおおっ」
魔性の情景描写「みちみちとおよそ普通に生きていたのでは聞くことはないであろう不快音をたて、我大だったそれは地に落ちた。そしてそのまま細かく痙攣しやがて静かに・・・ならない!!むっくりと起きあがるとその各々が再生をはじめ二つの人型になる・・・・一つは我大剛に・・・そしてもう一つは・・・・」
我大 剛「”新・我大剛”と”人体標本・スーパー剛バージョン”に二分裂して大復活〜っ!!」
妖異なる効果音「ぱきょおーん、ぐりぐり、じゅぼじゅぼ。」
人体標本「コントはもういやだって言ってんだよ〜〜〜〜〜。くたばりさらせや〜〜〜!!!!」
魔性の情景描写「人体標本は止めども無いコントにマジでブチ切れた・・目からレーザー光線を発するとあっと言う間に2匹の我大を跡形残らず焼き尽くした・・。」
偽 間堂真子「あ〜あ、人体標本ブチ切れちゃったわね…。ダメね。でも彼にはこのコントを終わらすことはできないみたい(喜)。我大君て原子レベルからでも再生できるみたいだし…。」
刃崎 死朗「不死身ってことか・・・・。もう、人間じゃなくなっちまったんだな、我大・・・。」
ホッチキス女「最初から人間じゃ無かったんですわ[[[」
安達 久美「たしかにねぇ・・・・・」
魔性の情景描写「そしてそこには、人体標本によって焼き尽くされたはずの我大が立っていた。」
我大 剛「・・・・・・・・・・俺・・・・・死んだんじゃないのか・・・・?(まだ今ひとつ自分の力が解らないらしい)」
理科教師 間堂真子「可哀想にね。まだ自分が人間だと思いたがって居るみたい。だから覚醒しきれない。人間で居たいという想いが、覚醒を邪魔している・・・。」
偽 間堂真子「このままじゃかわいそうだから覚醒剤をうちましょう。」
刃崎 死朗「それはなんか違うと思う。」
魔性の情景描写「刃崎の反論を聞き流して、二人の真子は準備を始めた。」
安達 久美「あっ、あれは!」
魔性の情景描写「真子の用意した注射器の中には緑色の液体が・・・・・・。」
理科教師 間堂真子「さあ、お注射しましょうね!!」
我大 剛「や・・・やめろぉ!!!」
偽 間堂真子「苦しむのは一瞬よ・・・すぐに気分が良くなるわ!!」
刃崎 死朗「だから、なんか違うって」
我大 剛「青汁注射は嫌だーーー」
妖異なる効果音「ぷっすりな」
魔性の情景描写「注射器の中身はキレイさっぱり我大の体内に注入された。しかしそれとは無関係のはずの久美が股間を押さえながら苦しげにしゃがみこんだ。」
安達 久美「あれ??な・なんか?お?・・・イヤッホー!!」
魔性の情景描写「ま、まさか・・・前作に引き続き・・・またあの台詞ですか?」
我大 剛「クヘヘ。空間ヲ転移シタノダ。‥‥久美?どうした‥‥ヤスヤスト「リクター」の手にはオチヌ。‥‥」
偽 間堂真子「足におちるのね」
我大 剛「わけわかんねー!!!!」
人体標本「アアッ!クミー!!!」
魔性の情景描写「なんと覚醒剤を打たれた久美の身体は三倍ほどにも膨れあがり、破裂し、どろどろの赤い物体となってそこにあった。」
理科教師 間堂真子「あら、どうやら久美ちゃんの肉体が、覚醒時の変貌に耐えられなかったようね。」
刃崎 死朗「久美久美久美‥‥く‥み‥うああ唖亜ぁあ‥」刃崎 死朗「久美久美久美‥‥く‥み‥うああ唖亜ぁあ‥」
我大 剛「・・・あ・・・・なんで・・・こん・・な・・・・キサマノセイダロウ・・・俺の・・・覚醒ヲコバムキサマノ弱サガ招イタコトダ・・・あ・・・」
魔性の情景描写「もう一人の自分の声を聞いた我大の目は覚悟の色に染まった」
我大 剛「力を‥俺に力を‥」
安達 久美「ウフ・・・・ウフフフ・・・・・・アハハハハハハハハァッ!ワタシハ・・・・アハハハハハッ、ユカイダワ、トッテモタノシイ・・・ナゼカシラ、ネェ?アハハハハハハ、ウフフフフフフッ!」
魔性の情景描写「我大は久美の首を持つと一気に180度ひねった。」
安達 久美「ウシロノミナサァ〜ン・・オゲンキィ〜?」
ホッチキス女「パッチン、パッチン、この肉片のどこに首があるのかしら、パッチン。」
理科教師 間堂真子「このあたりじゃない?」
偽 間堂真子「あのあたりよ。お馬鹿ね。」
理科教師 間堂真子「それにつけてもおや………、それにしてもやはりこの覚醒剤…いえ、校長の体液は強力ね。安達さんは姿形は変わってしまったけれども、ほぼ不死身といっていいほどの生命力を手に入れたわ。」
安達 久美「アッ、ハァアッ!!アハハハハハハハッ!」
魔性の情景描写「久美は自分の皮膚を掴むと引き剥がし始めた。」
安達 久美「ウフフゥ・・・コレデカルクナッタ・・・・」
魔性の情景描写「正に、骨・・・だった。そして・・・・顔以外の肉は,全て崩れ落ち、ベシャベシャと音を発てた。」
刃崎 死朗「もう見てらんねぇ。いっそのこと俺が久美にトドメを刺してやる。それでいいだろ?剛よぉ…!」
安達 久美「オマエナド、ワタシノエサニナルノヨ!」
我大 剛「・・・・・・・・出来るのか・・・?それでも、いいのか・・・刃崎・・・。」
刃崎 死朗「俺は久美の首と暮らすよ。剛。」
安達 久美「1LDKは嫌よ」
刃崎 死朗「わがままいうな!やっぱ殺す!」
魔性の情景描写「そういうと、どこからもってきたのか、チェーンソーをにぎりしめた」
安達 久美「ギリギリジャナイト、ワタシダメナンダヨ…。オネガイ、コワイメデミツメナイデヨ…。」
魔性の情景描写「死朗のマナコには久美の変わり果てた姿が涙で滲みながらも輝いていた。しかしチェンソーを起動すると‥。」
刃崎 死朗「殺ってやるぜ!」
安達 久美「ウン・・・イイワ・・・アナタニナラ・・・・デモ最後ニ・・ダキシメテホシイノ・・・」
魔性の情景描写「久美の目には、涙が溢れていた。自分を・・・自分の事を、こんなに思ってくれている人への涙だった。そしてもう、自分は人間ではなく、このまま狂ってしまうのだと言う事を全て解ってしまった、もうこの人たちとは一緒に入られない自分への孤独の涙だった。」
刃崎 死朗「うっ、うおぉ、うおおおおおおおおおおおっ!!!!!」
魔性の情景描写「死朗は絶叫し、涙をボロボロ流しながら、もはや骨と化した久美の身体をかき抱いた。久美はシアワセそうに微笑んでいた。ただただ、涙を流して・・・・」
我大 剛「死朗・・・・・」
魔性の情景描写「我大の目にも涙が浮かんでいた。なぜこんな風になってしまったのか・・・・そう考えていたようだった。」
安達 久美「アリガトウ。ソシテ、サヨウナラ。」
魔性の情景描写「そして久美は死んだ。はりつめた糸がきれるように。もはや原形をとどめてはいない身体が死朗の腕から流れ落ちた。死ぬ前に久美は死朗に何か言おうとしていた、聞き取れないほどの声で。」
刃崎 死朗「うっ、うおぉ、おおおおっ、うおおおぉぉぉぉっ!!!」
魔性の情景描写「時が、止まってしまったかのようだった。誰も動かない。誰も物音一つ立てない。絶望に身悶えし、咆吼にも似た泣き声を上げ続ける男を除いては。」
固まったままの仁総 京介「死朗」
魔性の情景描写「固まったままの京介がそうつぶやいた。」
刃崎 死朗「これが夢ならどれだけうれしいことかみんなにはわかるまい。」
魔性の情景描写「そういうと、死朗はもうなにもかも失ったように動かなくなった。」
妖異なる効果音「。。。。ポタ。。。。ポタ。。。。。。ポタ。。。。。」
理科教師 間堂真子「何?光っている?」
魔性の情景描写「先ほどまで久美であった液体の上に刃崎の涙が落ちていく」
偽 間堂真子「妖刀が‥」
魔性の情景描写「‥‥刃崎の涙と久美が妖刀と重なる‥‥」
妖異なる効果音「。。。。ポタ。。。。」
魔性の情景描写「そしてそれは1つのナイフとなった。飾り気のないシンプルなナイフである。だがある種の光を放っていた。」
妖異なる効果音「ザーザー」
魔性の情景描写「雨が降り始めた。悲しみのシーンには欠かせない雨であろうか。いやちがった。黄緑の嫌な匂いのする雨だ。」
偽 間堂真子「ふふふ。校長先生。ついに成功したのね。」
魔性の情景描写「偽真子は邪悪な笑みを浮かべるとホチキスを引き剥がし。窓をやぶり駆け出した。」
我大 剛「待ちやがれ。校長だとっ!」
魔性の情景描写「我大がそれを追って駆け出した。が、そこにゾンビ化した不良達の死体が立ちはだかる。が、我大は彼らを押し倒し偽真子を追って街の方向へ走っていった。」
刃崎 死朗「俺もいくぜ。弔い合戦だ。」
魔性の情景描写「刃崎はゾンビ達と向かい合った。彼らは次々に増えている。そのとき校舎裏の森のほうから異様な音がした。」
妖異なる効果音「-@$:;=」